12年3月15日
シンシン、わずかに発情らしき兆候。
12年3月20日
飼育員さんたちは、この日、交尾が近いことを確信なさったという。
12年3月25日
朝、求愛の鳴き声、尻を差し出すなど発情を確認。11時30分にパンダ舎の観覧受付を停止、公開中止にして17時45分だか49分だかに同室させたが気分が乗らず、青姦に変更、自然交配1回、18時30分頃終了。
12年3月26日
15時35分頃から16時40分頃まで同衾、自然交配1回。
12年3月27日
8時35分頃から9時45分頃まで同衾、行為なし。繁殖期終了と判断。
12年3月28日
展示再開。
12年5月29日
約8平米の産室を構築するとの発表。
中国野生動物保護協会パンダ繁育センターの職員の助言によるもので、双子や育児放棄などの場合、新生児を檻の外へつかみ出すため。
予備室に、縦1・8、横2・4、高さ1・8メートルの金属製の檻2つを並べる。6月から準備して6月中に完成予定。
双子対策として、人間用を改造した保育器も用意するとのこと。
12年6月7日
シンシン、食欲低下。この頃から運動量も減少していた。
12年6月14日
シンシン、乳首が大型化。
12年6月19日
シンシン、血液検査。黄体ホルモン値上昇(プロゲステロン)を確認。
12年6月26日
妊娠の兆候あり、7月3日からシンシンを展示中止との発表。しかし、巣篭もり・母乳流出・徘徊などの兆候は出ない。
12年6月27日
産室への誘導を訓練。
12年6月28日
都知事定例記者会見。パンダ出産に興味は『ないね』。
『名前はセンセンとかカクカクとか付けてやったらいい。そうすると、むこうはパンダに関しては実効支配できるわけだから』。
12年6月29日
物音や人目を避けたがって疲れている様子なので、予定を繰り上げ、30日からシンシンを展示中止との発表。
12年6月30日
賃貸契約では、命名権は都にあるが、決定前に中国側の同意が必要とされているため、尖閣諸島にちなんだ名前はほぼ不可能…という都幹部の談話がマジ報道される(笑)
12年7月5日
午後0時27分、出産。推定150〜200グラム。上野初の自然繁殖。2年後以降に中国に返却しなければならない。
動物園発表によれば、あっさり安産で母子共に健康、一般公開は半年後以降の見通し。
石原都知事は「興味ない、興味ない、そんなもの記者会見でやるよ」とコメント拒否。
12年7月6日
福田副園長が記者会見。胸に抱いたまま手放さず、鳴くたびに授乳、シモの世話もおこない、初産でありながら手慣れた育児ぶりだという。出産1時間前まで普段どおりにエサを食べていたとかで、「動じない」「肝っ玉」との評価が固まる。
しかし午後11時半頃、赤ちゃんをほっぽり出す。
12年7月7日
シンシン、育児放棄。食っちゃ寝のダラダラ生活を始め、新生児を見向きもしない。別の意味で、「動じない」「肝っ玉」だ。
あわれな新生児は保育器に収容され、おかげでオス133.1グラムと判明。
12年7月10日
15時半、シンシンの元に新生児が返される。
12年7月11日
6時45分には新生児の鳴き声を確認していた。
7時30分、異変に気付き、新生児を保育器に移して心臓マッサージ等したが、8時30分死亡確認。
母乳が気道に入ったのが死因で、動物園発表では肺炎、一部マスコミでは呼吸不全と報道されている。
12年7月23日
25日からシンシンの展示を再開するとの発表。
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