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 11年1月11日
上野の観光連盟、商店街、町内会など65団体により、「うえのパンダ歓迎実行委員会」を設立。

 11年1月末
9千万円かけたパンダ舎改修工事が、ほぼ完了。
あの手術室みたいな薄ら寒いタイルを、土に似たモルタルの床に変更。
近くで見学できるよう、植え込みを撤去。
プールを大型化して深さに変化をつけた。

 11年2月14日
実行委により、パンダの絵の黄色い旗500枚を街じゅうに飾った。

 11年2月16日
上野動物園の公式サイトとは別に、上野のジャイアントパンダの情報サイト「上野パンダジェイピー」がスタート。
2月21日朝に出発、深夜に来日予定との発表。
1月下旬に来日という話だったが、調整に時間がかかって遅れた。

 11年2月20日
午後、比力と仙女が出発。
四川省雅安の、中国パンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地から、150キロを陸路で移動、成都へ。
換気のためトラックの後部ドアを一部開けて走行したという。

 11年2月21日
午前、成都から空路で上海の浦東国際空港へ。
全日空のサンマに似た塗装機で日本へ。
20時50分ごろ成田着。全日空社員が着ぐるみで迎え、トーイングトラクターまでパンダ顔に飾り付け。ANAさんはシャレがわかってらっしゃる。
23時40分ごろ上野着。開かずの旧正門から堂々の入園。70社190人の報道陣と、パンダ柄ネクタイをしめた小宮園長が出迎えた。
菅首相は、「子供たちが喜んでくれるといいなと思う」とコメント。

 11年2月22日
0時20分ごろパンダ舎へ搬入。
動物園発表によると、比力は環境の変化に興奮して動き回り、「ちょっと人見知り」「やや落ち着かないようす」。
仙女は食うだけ食って熟睡し、「とてもフレンドリー」「どんとかまえている性格」。
今回も尻にしかれたカップルか。大丈夫なんだろうな?
検疫と、環境に慣らすため、公開は3月下旬の見込み。

 11年2月26日
子役タレントの大橋のぞみさん11歳を「うえのパンダ歓迎大使」に任命、小宮園長から任命証授与。なぜ藤岡藤巻にしなかったのだ!?
この子は、アニメ映画『マダガスカル2』の応援委員長に就任して、2月11日に試写会イベントをやったばかり。アレックスというライオンのキャラの熱烈ファン。
ジャイアントパンダ保護サポート基金の募金箱が設置され、最初の募金は大使みずから、おこづかいを投入。

 11年3月9日
一般公開は22日13時との発表。一般公開時に発表するはずだった名前を繰り上げて発表、比力はリーリー(力力)、仙女はシンシン(真真)。活発で力持ち、純真天真などの優しいイメージ、との理由。これ、男女逆じゃないのか。

 11年3月11日
東日本大震災。15日に予定されていた報道陣への特別公開は中止。

 11年3月16日
17日から臨時休園、22日の一般公開も延期との発表。

 11年3月25日
レッサーパンダ「チャチャ」18歳8か月オスが、老衰で死亡。4月8日動物園発表によれば、『自分よりもはるかに大きなジャイアントパンダに対しても格子越しに威嚇し、追い払う勇猛なレッサーパンダ』『パンダ舎の主』『中国からやってきた2頭の若いジャイアントパンダにも、天国から睨みをきかせ続けてほしいと思っています』とのこと。
レッサーパンダの飼育員が、ジャイアントパンダをねたんで敵視しているということ?
人気・実力ともに、すでに決着はついた。御冥福を御祈りします。

 11年3月29日
4月1日から「再開園」、パンダ公開との発表。節電のため10〜16時の営業。

 11年4月1日
公開。

 11年4月12日
4月15日から営業時間を通常に戻すとの発表。

 11年4月23日?
公式サイトの園内マップのパンダ舎が、ずっと「改修中」という表示のままだったのが、このころ訂正された。

 11年9月27日
この日から毎日、15時00分からの30分間は、15分交代で1頭だけの展示になる。
麻酔なしで容易に診察できるよう、飼育員の指示に従うことを調教する「ハズバンダリートレイニング」のため。

 

 
 11年10月24日
神戸市長の定例会見。新たなオスの借り入れにむけて、交渉を本格化させる見通し。
31日に副市長らが訪中、中国野生動物保護協会と調整して、意見書に調印、来日時期を詰める予定。

 12年3月15日
シンシン、わずかに発情らしき兆候。

 12年3月20日
飼育員さんたちは、この日、交尾が近いことを確信なさったという。

 12年3月25日
朝、求愛の鳴き声、尻を差し出すなど発情を確認。11時30分にパンダ舎の観覧受付を停止、公開中止にして17時45分だか49分だかに同室させたが気分が乗らず、青姦に変更、自然交配1回、18時30分頃終了。

 12年3月26日
15時35分頃から16時40分頃まで同衾、自然交配1回。

 12年3月27日
8時35分頃から9時45分頃まで同衾、行為なし。繁殖期終了と判断。

 12年3月28日
展示再開。

 12年5月29日
約8平米の産室を構築するとの発表。
中国野生動物保護協会パンダ繁育センターの職員の助言によるもので、双子や育児放棄などの場合、新生児を檻の外へつかみ出すため。
予備室に、縦1・8、横2・4、高さ1・8メートルの金属製の檻2つを並べる。6月から準備して6月中に完成予定。
双子対策として、人間用を改造した保育器も用意するとのこと。

 12年6月7日
シンシン、食欲低下。この頃から運動量も減少していた。

 12年6月14日
シンシン、乳首が大型化。

 12年6月19日
シンシン、血液検査。黄体ホルモン値上昇(プロゲステロン)を確認。

 12年6月26日
妊娠の兆候あり、7月3日からシンシンを展示中止との発表。しかし、巣篭もり・母乳流出・徘徊などの兆候は出ない。

 12年6月27日
産室への誘導を訓練。

 12年6月28日
都知事定例記者会見。パンダ出産に興味は『ないね』。
『名前はセンセンとかカクカクとか付けてやったらいい。そうすると、むこうはパンダに関しては実効支配できるわけだから』。

 12年6月29日
物音や人目を避けたがって疲れている様子なので、予定を繰り上げ、30日からシンシンを展示中止との発表。

 12年6月30日
賃貸契約では、命名権は都にあるが、決定前に中国側の同意が必要とされているため、尖閣諸島にちなんだ名前はほぼ不可能…という都幹部の談話がマジ報道される(笑)

 12年7月5日
午後0時27分、出産。推定150〜200グラム。上野初の自然繁殖。2年後以降に中国に返却しなければならない。
動物園発表によれば、あっさり安産で母子共に健康、一般公開は半年後以降の見通し。
石原都知事は「興味ない、興味ない、そんなもの記者会見でやるよ」とコメント拒否。

 12年7月6日
福田副園長が記者会見。胸に抱いたまま手放さず、鳴くたびに授乳、シモの世話もおこない、初産でありながら手慣れた育児ぶりだという。出産1時間前まで普段どおりにエサを食べていたとかで、「動じない」「肝っ玉」との評価が固まる。
しかし午後11時半頃、赤ちゃんをほっぽり出す。

 12年7月7日
シンシン、育児放棄。食っちゃ寝のダラダラ生活を始め、新生児を見向きもしない。別の意味で、「動じない」「肝っ玉」だ。
あわれな新生児は保育器に収容され、おかげでオス133.1グラムと判明。

 12年7月10日
15時半、シンシンの元に新生児が返される。

 12年7月11日
6時45分には新生児の鳴き声を確認していた。
7時30分、異変に気付き、新生児を保育器に移して心臓マッサージ等したが、8時30分死亡確認。
母乳が気道に入ったのが死因で、動物園発表では肺炎、一部マスコミでは呼吸不全と報道されている。

 12年7月23日
25日からシンシンの展示を再開するとの発表。

 

 どうするどうなる上野の繁殖 続く→ 

 

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