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販促用パンダ、ついに公開

2011年4月1日、リーリーとシンシンの一般公開。

来日して検疫や環境慣らしをやって、来日からちょうど1か月後の3月22日から公開のはずだったが、地震で延期になっていた。
というか、地震の影響で、3月17日から2週間、上野動物園は臨時休業になってしまい、営業再開と同時にパンダおひろめとなった。

節電のため、当分は営業時間が短縮されており、15時までしか入園できない。
しかも今日は金曜なので、昼休みに様子を見てきた。

 

 パンダ橋。節電中。

 この時点で、避難所生活を送ってらっしゃる方は16万人以上。
 こんな時にパンダを見に行く俺は、大バカ野郎、少なくとも恵まれているということは、わかってるつもり。

 『被災地が大変だからこそ、被災しなかった地域の人は普段どおりに金をどんどん使って景気を回さなければいけないのです、それが被災地のためにもなるのです』、というようなことを言う人もいる。
 たいていサッカーとか野球の関係者が、自粛されたくねえもんだから、必死になって言うのだが。
 俺はそこまでドライな人間になりきれない。
 こんな時に不謹慎ではないか、被災者の方に申し訳ない、と思う気持ち、はばかる気持ち、この心を少しでも残しておかないと、地震なんかなくても日本は滅びる。

 そもそも、上野の景気回復のために絶滅危惧種を持ち込んで見せ物にすることも、共産中国に莫大な金を払うことも、なにもかもバカなんだけれども。

 それはそうと、この程度の階段は普段からわざとエスカレーターを避けて自分の足で昇ってるぞ俺は。

 

 駅構内各所には、最近この表示が付いた。

 文字だけで事足りるものを、上野にも少し遊び心の余裕が増えてきた。

 

 公園入口の案内表示。

 日本人むけの芸名というか、営業用の名前は、来日してから付けたので、ようこそは仙女と比力ようこそだが。
 厳密に言えば、上野に金を持ってきてくださる御客様ようこそだが。

 

 公園入口では、ライオンズクラブの渋い紳士たちが、おなじみ牛丼屋風の帽子をかぶって、横一列に並んでらっしゃった。
 募金箱を首に下げてらして、見た目にわかりやすい。

 震災から今日で3週間ですよ、募金なんてとっくに済ませてますよ。
 俺は災害への募金はいっぺんにするのですよ、10万円贈ったこともありますよ。
 ていうか、俺も子どもの頃からボランティアいろいろやってて、今も社会奉仕団体にいくつも入ってますよ。

 しかし俺は、プロフィールを紙に書いて首に下げて歩いているわけではないので、ここで素通りしてしまうと、まるで「被災者を見捨ててパンダのほうへ行っちゃうバカ」みたいで、人聞きが悪い。
 小銭を、あるだけ全部、投入する。

 

 公園内の立看。

 ブームの広がりと、繁殖への期待と、日本を暗示したようなデザイン。

 上野で見かける写真はだいたい、リーリーは四つ足の歩きポーズになっている。
 あとでわかったのだが、これは特徴をよくあらわしている。

 

 西郷下でビラ配りを見かけるから、今日もたぶん来てらっしゃるとは思っていたが。

 「パンダはチベットの動物です!」と、演説なさっている。
 そっちかよ!
 俺はてっきり、大量虐殺、民族消滅、人権侵害、文化破壊、宗教弾圧、環境汚染、というようなことを人々に伝えるために来てらっしゃるのかと思ったのだが(俺が聞いてない時に、そういう話もあったのかもしれないが)、パンダの原産国がどの国かなんてことをやってる余裕あるんですか、国がないのに。

 

 一番右、ガラガラなのが、団体客の入口。

 入場券を買わずに入れる者(年間パスポートを持っている者、障害者手帳などを持っている者とそのつきそい原則1名まで、小学生以下、都内に在住か在学の中学生、今回の被災者ただし10日まで)は、並ばずに、右端から入れる。

 ・・・というようなことを、右側でスタッフさんがアナウンスなさっている。

 

 →園内に入る 

 

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