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「煙草やめますか人間やめますか」

 前編

 

 禁煙が始まる段階

 近々禁煙
キンキン(近日中、ちかぢか)に、やめるつもり(つもりだけ)。本当にやめる人は、すでにやめている。
とにかく方針が決まり、
煙草を敵に回してしまった段階です。
それで、本当にやめるんならいいですよ、煙草を毛嫌いしても。
でも、やめないのに、「体に悪いなあ、金のムダだ、後ろめたい、肩身が狭い」と思いながら、でも吸ってるんだから、煙草がかわいそうだし、うまくないでしょうそんな吸い方。そういうのが一番、体に悪い。
煙草を嫌ったのなら、もう吸うな! 裏切り者めが!!
どんな時であれ、1本たりとも、おろそかに吸ってはならない。栽培した人やブレンドした人に感謝して、味わって、うまいと思ってしみじみ吸わなきゃ。

 禁煙宣言(宣言だけ)
狼少年型の禁煙、正確には禁煙のうちに入らない。
禁煙するぞ、とは言うが、
言うだけで、実行していない段階。
これは禁煙の話になると、必ず出てくる問題で、なかなか本質にかかわる部分なので一項目立てておきます。
年賀状に「今年の目標は禁煙です」って毎年書いてよこすとかは、愛煙家同士なら、ちょっとしたブラックジョークだと思うんですけど。
この本の続編を出すという御約束をあえてここに宣言いたしまして、おのれの遅筆に鞭を打つ自戒といたしますとかなんとか、よく著書のあとがきに書いてる人がいますが、公言して世間体でしばりつけないと動かない程度の意志の弱さ、そんなことのために世間様を勝手に利用して、人に頼っている、表裏のある人物め、男は黙って行動で示せ、などと批判される方向と、人は誰しも弱いものでモチベイションは大切だ、などと容認する方向がある。

どこかの城も、計画ばっかりで全然進んでいないコンテンツが山積みですから、人間が弱いのは認めますが、それにしても、公言して後には引けなくするとかいうのは、実際のところ、あんまりうまくいかない場合が多いような気がします。
自分を追い込んでしまうと、努力がつらくなるからです。

努力は、したいからしている、やってて有意義で楽しい、気がついたらこんなに続けてた、知らないうちに効果が出てた、っていうくらいのほうがいいと思います。
やるのは自分。
公言を理由づけにすると、「あの人との約束を破らないために、やらなければならない」「あの人との信頼関係がかかっているから、約束は破れない」「あの人のためにやっている」「あの人のせいでやらなきゃいけない」「あの人にやらされている」「あいつは何様だ? 俺の人生なんだから、俺の好き勝手でいいではないか!」などと、腹が立つかもしれませんよ(笑)

 軽量化
あいかわらず吸い続けているが、今までよりもニコチンやタールが
軽い煙草に変えるという状態。
たいてい、禁煙の準備段階としておこなわれる。まだ、本数を減らすことすらできない状態。
種類が豊富な銘柄を愛用してる人が、よくやってます。マイルドセブンの人に多い。
ところが、吸った気がしねえから、かえって本数が増えてしまう。
金もムダ、副流煙やCO2や吸殻を増やして世間も迷惑、なんにもなりゃしない。これで禁煙したという人を見たためしがない。

 減煙
1日あたりの
本数を減らそうとする段階。
たいていは金銭的または健康上の理由でおこなわれます。
禁煙の準備段階としてやる人もいますが、本当に禁煙する人は、すでにやめている。
俺が見聞きしたところでは、やっぱり煙草が300円を越えるかどうかは大きかったみたいで、今までどおりのペースで吸うかわりにケントやキャスターに変えるか、今までどおりラッキーやマールボロを吸い続けるかわりに本数を減らしてケチケチ吸うか、という選択をした人があった。本当の愛煙家から見れば、どちらもミットモナイですけどね。
増税は、俺も大いに激怒するところではありますが、それが禁煙の動機になるのはマヌケなことで、自力では煙草をやめられないが金のためならばやめるってことは、あんたの煙草への愛は20円程度か。

 

 →そして、やっと禁煙へ・・・ 

 

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