←戻る　 法律を破ってもかまわないと 鈴木沙理奈さんが主張した？
		鈴木さんのブログ 加護さん事件を擁護した鈴木沙理奈さんのブログ、前述のニュースサイト『インフォシーク楽天ニュース』に引用されている部分は、こうなってます。 つながってて読みにくいので、改行は俺がしました。 喫煙しただけで追放になる芸能界ってどないなん? 年ごまかしてただけで真面目に謝罪せなあかん芸能界ってどないなん? あたしにとってはどっちも全然たいした問題じゃない 悪い事は一通りしましたが何か???? 20歳過ぎてからタバコ吸う人の方が少ないやろっ!!! 年齢で女を判断する日本の社会がおかしいやろ!!!! 芸能人やからって真面目にせなあかんのはおかしくねぇか？ 等身大でいいやんか。 芸能人がみ〜〜〜んな真面目になったら何か夢ないよなぁ 　話がごっちゃ 同ニュースサイトによれば、夏川純とかいうタレントさんが、プロフィールの年齢をサバよんでごまかしていたことがあきらかになって、謝罪したらしいんです。 鈴木さんは、テレビで拝見する限り、決して悪い人ではないように見えるし、それどころか、とても心がピュアで、一途で、思ったことを素直に言っていて、悪気はないと思うんですよね。 鈴木さんは、夏川さんがかわいそうだと思って、かばう発言をしたのだが、その話と、加護さんの話を、同列に扱って、いっぺんに述べてしまった。 女の価値を年齢ではかるべきでないという主張が、法律は守らなくてよい、という論旨になってしまった。 しかも、鈴木さんは今までに悪いことをひとおとりやってきた人であり、さらに、それを悪びれずに挑発的な口調で書いたということが、ますます、鈴木沙理奈は法律を尊重しない人物である、と強調されることになってしまったわけです。 　とにかく、悪気はない 鈴木さんが所属する事務所のコメント。これも同ニュースサイトより。 「紗理奈はあんなカラーですから、書いた内容が乱暴と思われる方もいるかもしれませんが、そうではなくて、この世界で十数年間タレント活動をしてきた紗理奈の視点から『芸能界の仲間がこんな現状に晒されている』ということを、純粋に発言したのがあのブログなんだと思います」 悪気がないってことが、なおさら、短絡的で、考えが浅くて、分別がつかず、感情に流されてしまうような、頭が悪そうなイメージになってしまったらしい。 一途で不器用でアホな女って、男からみれば、とてもかわいいんだけれども、だからといって法律を無視していいということにはならない。 鈴木さんがいい人で、発言がホンネであればあるほど、そんな認識で芸能人をやっていたのか！と衝撃を受けたファンもいたのかもしれないですね。 後日談、ナイナイの矢部さんに、長年つきあってきた彼女さんがいて、いずれ結婚するかと思われていたのに、別れることになり、その破局の報告を知らされたタレントたちがどんなリアクションを見せるか、という番組で、ニヤッと笑う人がいたりする中で、鈴木さんだけは自分のことのように号泣し、誰よりも悲しんでました。いい人だと思うなあ。 　ウソの年齢よりも、厚顔無恥が悪い 事務所の方針や、売り込む戦略として、プロフィールをごまかさなきゃいけない場合はあるでしょうから、ウソをつくこと自体は、しょうがないことだと思うんですけど、しかし、応援してくれるファンに対してウソをついていて申し訳ないなあと心の中でいつも苦悩していた、と言ってくれたほうが好感が持てると思いますねえ。 だまされていたと知った視聴者は、裏切られた気分になって傷つくでしょう。 なにが悪いの？というような、居直った態度では、ますます反感を買う。 誰だって、ウソをつかずに生きていくことはほとんど不可能だが、だからこそ、心が傷むなあという気持ちがすごく大切なわけで。 自分が悪くなくても謝らなきゃいけない状況ってたくさんあるし、それができるのが、社会人とか大人ってことだから。 夏川純って、どんな人だか知りませんが、「真面目に謝罪」したんだったら、御立派じゃないか。 頭を下げても、決して、自分の価値を下げることにならないと思いますよ。 その勇気と誠実さに、ファンはますます大好きになるんじゃないですかね。 なのに批判の声があったので、鈴木さんはかばったんでしょうね。 つまり、鈴木さんは結果的に、御自分が憎まれ役になって夏川さんを助けたわけだ。 　〜ですが、なにか？ この言い方、あまりいい印象に聞こえないから、言ってる内容にかかわらず、この言い方それ自体がイメージを悪くさせていると思うなあ。 誰でも若気の至りはある。 悪い事はひととおりしましたが今では反省してるし後悔してます、と言ったほうが印象がいいですね。 ただ、これも鈴木さんはあまり深く考えずに言っているらしくて、悪気はないと思うんですよ。 というのは、この言い方、最近ずいぶん流行っているらしい。 ３０代ですが何か？バツイチですが何か？とか、ネット上でも見かける。 気にしていることを批判されたような時に、開き直って、でも平気ではないから内心ムカついていて、逆ギレし、相手に感情をぶつけて詰め寄る時に、好んで使われている。誰が言い出したのか知りませんが。 鈴木さんも、ただ流行っている言い方だから使っただけなんじゃないですかね。		「少ないやろっ！」 ルールを守ってる人が少ないからといって、自分もルールを守らなくていいという理由にはなりませんよ。 自分が悪いことをするかしないか、選ぶ判断基準が、みんながやってるから、って言うんじゃ、ただ流されて他人のせいにしてるわけだから、自分ってものがなくて、とても幼稚な言い訳になる。 みんなが悪いことをしていても、オレだけは絶対しない、みなさんも悪いことはよしましょう、と言ってくれないと困りますよ。 悪いことをするにしても、他人は関係ない、オレ様がそうしたいからしただけだ、その責任もオレが一人でとる、というほうが、まだ、かっこいいと思いますね。 　みんながやっているから？ 覚醒剤や大麻をやった芸能人は多い。 しかも、その後ふたたび芸能界に復帰している人も多い。 さらに、ミュージシャンや、コワモテ俳優なんかは、人気を落とすどころか、かえってワルの雰囲気が強調されて、芸のコヤシ？になっているフシがあるから困る。 つい薬に頼ってしまった弱さとか、服役をすませてどん底から復活したことが、ただの結果論のくせに、美談になっていることもある。 加護さんを擁護する意見も、こうした芸能界の特異性を背景にしていると思うんですよね。 義務教育中とか、クスリなどに比べたら、すでに１９歳の、たかが煙草ぐらいで、有望な芸能人が消えてしまうのはもったいないという考え方も、気持ちはすごくわかるんですけど、しかし「たかが」ですませてもらっちゃ困る。 　真面目にせなあかん 芸能人は、真面目にする義務がある。 有名なので社会的な影響力があるからです。 あらゆる発言と行動が、つねに、自動的に、何百万という視聴者へのメッセージになってしまう。 そして、ファンの手本や価値基準になってしまう。 ましてやアイドルは、多感で影響されやすい青少年を主な購買層にしている。 「鈴木沙理奈にあこがれているから、やってることをマネしよう」とか、「法律を守らなくても、鈴木沙理奈程度にまでは売れることが証明された」という意味を持ってしまう。 事務所やメディアのスタッフ、スポンサーなど、いろんなものを背負っているから、本人が悪いことをすると、出演番組や、広告やってる商品のイメージまで悪くしてしまう。 　「おかしい」 年齢で女を判断する日本の社会はおかしい、と言ってる一方で、多くの未成年がルールを守らない社会はおかしくない、と言っているように聞こえてしまう。 女性は若いほうが好みという人にとって、それが正直な気持ちであれば、それはその人にとって等身大なのだから、等身大を認めるなら、これも認めなければならなくなる。 悪いことをひととおりしましたと豪語する人や、誰もが真面目でなくてよいと考える人は、悪いことをしても平気なのだから、年齢で女を判断することが悪いことであれば、当然これもおこなう。 年齢詐称がたいした問題でないのなら、等身大でなくてもいいということになる。 …このへんがいちいち矛盾しているということが、頭の悪そうな印象を強調してしまう原因であり、社会的反響を考えずに軽率に発言しているところであると同時に、しかし、鈴木さんに悪気がないということの証明でもあると思いますね。 　等身大とは？ そもそも「鈴木沙理奈」は芸名で、本名は金持ちのお嬢様みたいな苗字なんだそうです。 アイドルの多くは、イメージ（商品価値）を保つために、隠すべきところは隠し、ファンに夢を見させることを、仕事にしている。 これは一般論ではなくて、いくつかの芸能事務所に知り合いが勤めているから、俺もいろいろと裏側は知ってますよ。俺もCDジャケットのデザインくらいは、やったことがある。 べつに芸能界が汚いって意味じゃなくて、不良品は出荷しないとか、いいものだけをお客様に出そうとして、何の商売でもみなさん気を配るわけでしょう。 たまには腐ってる商品も売っちゃうよ、異物も混入しちゃうよ、人間だもの、多少ゆがんでるのも手作りの味、…などと自分を甘やかさず、お金をいただくからには欠陥品は売らない。 法律を破ってしまう弱さが等身大の自分だからといって、そのままでいいってことじゃなくて、法律を守ることを自分の等身大にしようとがんばっていくほうがいい。 未成年でありながら喫煙していたのが等身大の姿であるならば、それが処罰されたのも等身大。 本来、処罰されるべきものが、処罰されていなかった、それが処罰された、まったく当然の結果、つまり等身大に戻ったということになっちまう。 　みんな真面目になったら夢がない？ スキャンダルでイメージ悪くなるほうが、夢がないですよ！ 芸能人であろうとなかろうと、法律は守らなければならない。 人として最低限のルールだから。 　 　→加護さんが復帰！