←戻る　　かっこいいぞ、JTキャメル
			このくらい大幅に変更なら、まだ納得する 地は大胆にCAMELのロゴが巨大化、AとMの部分のアップ。 これがまたコクのあるオレンジレッドで、じつにうまそうな色なのだ。 全体的には垢抜けて、昔とは似ても似つかないデザインではあるが、それでいて、昔のキャメルの、砂漠！という雰囲気にごく近い。
		ロゴとラクダはシルエット パッと見ると暗い、ほとんど黒だが、水彩プルシアンみたいにテカる紺だから、斜めに見るとウルトラマリンくらい。まるで砂漠の夜空。これはバーとか、少し薄暗い場所で映えるぞ。
		シルエットでいいんだよ 美術ではごく初期の段階で習うことだが、「何が見えるかって、まず矩形が見えるねえ」という失敗がよくある。 パネルにケントを水張りして平面構成でも、マットを斜めに切りぬいて額装でも、周囲の余白と、絵の具が塗られた四角い部分とが、明・彩・色であんまり違っていると、「絵の具が塗られた四角い面」ばかり目について、四角はわかるんだが、その四角の中に何が描いてあるんだか、弱くなってしまうのだ。 □□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□ □□■●●●●■□□　　■■■■■■ □□■■●●■■□□　　■■■■■■ □□■●●●●■□□　　■■■■■■ □□■●●●●■□□　　■■■■■■ □□■■●●■■□□　　■■■■■■ □□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□　　これしか見えん □□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□ □□…●●●●…□□　　　●●●● □□……●●……□□　　　　●● □□…●●●●…□□　　　●●●● □□…●●●●…□□　　　●●●● □□……●●……□□　　　　●● □□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□　　これが描きたいモノだろうが 今のキャメルライツもそう。ラクダとピラミッドが一体化していて、地面まで四角く切り取っちゃって、しかもウソくさい青が主張しすぎだ。 それにひきかえ、今回のキャメルは「ラクダ！」と言ってる。一番売りにしていて一番言いたい一番の特徴が、第一印象でパッと目に届く。これだよ、これがデザインってものだ。 絵画なら、わざとわかりにくく描いて探させ、探して見つけてハッと気付かせたりもするし、作品の中に引き込むために、絵ハガキくらいの作品にやたらめったら幅広なくらいの額縁をつけたり、抽象画なら外側の四角を生かす場合も多いのだが、デザインは、わかりやすいほうがいい。
					うまーい！ 味に関しても、じつに味わい深い。 ６ミリといってもライツより薄く感じるくらいだが、それは決して味がしないっていうことではなくて、俺がキャメルを好む最大の理由、なめらかな、キメこまかい、やわらかい煙が、スムースにスルスルと流れ込んでくる。ライツよりも雑味がない。 そして、３呼吸めくらいから、じわじわとコクが増してくるのだ。 いいなあ、熊本・大分のみなさんは、こんないい煙草を吸ってるのか。 全国発売してくれJTさん！　俺は月に１カートンは買うぞ！２カートンでもいいぞ。 後日談。これ、廃止になったらしいです。ううう。 　 ←戻る