←もどる
雑誌『武術』の、月牙‘金産’(写真)
同じページに、演武している写真も掲載されてます。
水平にした禅杖を、提膝というか右足の太ももと爪先で支えて、両手は武器から離し、口元で日輪印と金剛合掌の中間みたいにしている。
その武器は、こんな具合。
□□ 輪、一対あり 輪、一対あり
□□◎ ◎ □
□□ □□□□□
□□‖□□□□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□‖□□□□□□
□□ □□□□□
□□◎ ◎ □
□□ 房なし
刃を拡大。
┌──────────┐
│ ●● ●● │
│ ● ●● ● │ 輪は同じ大きさのものを
●● │ ● ●● ● │ 2つつないであるらしい
□□□ ●● │ ●● ●● │
□●□ └──────────┘
□□□
□□□□ ‖‖
□□□│‖‖□□□□□□□□□□□■■■■ 〜
□□□│‖‖□□□□□□□□□□□■■■■ 〜
□□□│‖‖□□□□□□□□□□□■■■■ 〜
□□□□ ‖‖
□□□
□●□
□□□ ●●
●●
●
● ● □
●●□□ □□□□
□□●□□□□□□□□□□□□
‖‖ ‖□□ □□□□□□□□□□□□
〜 ■■■■□□□□□□□□□□‖‖□‖□□□□□□□□□□□□□□□□
〜 ■■■■□□□□□□□□□□‖‖□‖□□□□□□ □□□□□□□□
〜 ■■■■□□□□□□□□□□‖‖□‖□□□□□□□□□□□□□□□□
‖‖ ‖□□ □□□□□□□□□□□□
□□●□□□□□□□□□□□□
●□□ □□□□
● □
● ●
● 全体的に曲線的
┌───────────────┐
│□□□□□□□□□□□□□□□│ こんな具合の
│□□□□□ □□□□□│ 七宝紋みたいな透かし彫りが
│□□□□ □□□□│ 3つあいている
│□□□ □ □ □ □□□│
│□□ □□□□□ □□│ 輪はそこへ通してるらしい
│□ □□ □□ □│
│□ □□ □□ □│ 重量軽減か?
│□ □□ □□ □│
│□□ □□□□□ □□│
│□□□ □ □ □ □□□│
│□□□□ □□□□│
│□□□□□ □□□□□│
│□□□□□□□□□□□□□□□│
└───────────────┘
雑誌『武術』の、ここまでの、まとめ
この本、『保存版 武術・功夫入門マニュアル』の、‘金産’の記述の、めぼしい所を並べてみます。
三日月刃とスコップ刃が両方ついたものを、「月牙‘金産’」と呼んでいる。
この問題は、もう、やり尽した。
三日月刃は月牙、スコップ刃が‘金産’だ、としている。
まさか、三日月刃は‘金産’ではないという意味?
「三日月型の‘金産’」ではなく、中国のいろんな武器にしばしばついている「月牙」という部品だという意味?
俺が見たところ、ただ単に‘金産’と言ったらスコップ刃をさすようだ、という話は、こういう部分も根拠ではあるんです。
僧が、旅先で、行き倒れの死体を埋葬するのに使ったという。
これです。これの出典が知りたい。
房も輪も両側につける場合があるが、輪は、片側にだけつけるとすれば三日月刃側。
これはマチャアキ版『西遊記』に近いことです。
スコップ刃に透かしが入っている。
じつは、前述の切絵でもそうでした。小銭のような透かし。
このコンテンツがまだ5ページしかなかった頃から言ってるとおり、このコンテンツでは、一次資料だけを集めて考察しようという方針だったんです。
さもないと、予想も立てられないですからねえ。
しかし、この話題はもう無理だなということが、(わかってたことですが)痛感しまして。
あとはもう、日本の武術書でもなんでも、知ってることを並べてですね、108ページ作ったところで、「いやー、煩悩っていうのは深いもんだ、大雷音寺とか真理っていうのは永遠に遠い存在なんだねえ、ガンダ〜〜〜ラ、ガンダ〜〜〜ラ」というオチで、もう終わりにしようかと思ってるんですワ。
次回も、雑誌『武術』。
続く→
|