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杯
サカヅキは2種類あります。「盃」と書くほうのやつは次のページで。
「杯」と書く場合、総理府賞勲局の管轄で、勲章と同じように手続きしてます。
なにかくれてやりたいがすでにめいっぱい高い勲章をもらっているとか、実績は大きいのだが順番からいくと低い勲章しか出せない身分の人とか、なんらかの理由で勲章ではまずい場合に、これで代用したり、褒章だけでは足りない場合に、これを追加したりします。
具体的には、とっくに勲章をもらってる人が外国の大きな賞をもらったのでほうっておけないとか、年端もいかないガキだが五輪で金を取ってきちゃったような場合など。
金杯、銀杯、木杯があり、金杯は早くに廃止された。
糸底というか足の部分は、かなり細めです。
木杯一組台付桐紋5号
紺綬褒章の千5百万円以上につくオマケ。
ウッデン・カップス・ウィズ・ザ・ポウローニア・クレスト。
木製の朱塗りに、桐紋です。輪島塗りでやってるらしい。
組というのは大中小の3個セットになってるということで、三段重ねにして飾る。セット・オヴ・スリーと訳されてます。
風呂の椅子みたいな黒塗りの台がつきますが、これにも杯と同じ紋が金で入る。
木杯一組台付桐紋6号
紺綬褒章の2千5百万円以上につくオマケ。
偉くなるほど全体的にサイズが大きくなる。なん号っていうのが大きさで、直径9センチ未満から18センチくらいまで、等級分けされてるわけです。
木杯一組台付桐紋7号
紺綬褒章の5千万円以上につくオマケ。
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銀杯桐紋
褒章のかわりか追加。
シルバー・カップ・ウィズ・ザ・ポウローニア・クレスト。
1個だけの場合、シングルと訳されている。
桐紋が、底に金で描かれてます。フチに、ラーメンのどんぶりみたいな雷紋みたいなのが、やはり金で入る。
木杯一組菊紋4号
木杯一組台付菊紋5号
勲5等以下のかわり。
ウッデン・カップス・ウィズ・ザ・クリサンサマム・クレスト。
木製の朱塗りに、菊紋が、かなり大きく入る。もちろん桐より菊のほうが偉い。
銀杯菊紋1号
銀杯菊紋2号
勲3〜4等のかわり。
シルバー・カップ・ウィズ・ザ・クリサンサマム・クレスト。
銀杯で菊紋の場合、描いてるんじゃなくて、型押しでやってるらしい。
銀杯一組菊紋3号
銀杯一組菊紋4号
銀杯一組菊紋5号
勲1〜2等のかわり。
御紋付銀杯
かつて華族が70歳から10年ごとにもらっていたという。骨董屋か博物館で実物を見た気がするんですが、普通の銀杯の記憶違いだったかも。確認したら加筆します。
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