←戻る 今後どうしたものか

 

 まだ売ってる(笑)

2月に入っても、人気がないとみえて、自販機からなくならない(笑) どおりで廃止になるはずだ。
売り切れたら終わりですというお知らせのシールは、自販機に貼ってあるが…。

そして3月に入ったころから、ぼちぼちと、売り切れの赤ランプがつくようになりました。

 

 キャメルにしがみつくべきか

1月に入ってすぐ、マイルドを1カートン買ってみたんです。ボール紙の箱ではなく、薄い紙でくるんであった。
マイルドは、前に何箱も吸ったことありますけど、やっぱりダメダメ。これにヤニ取りパイプつけても、ライトの味にならない。
キャメルは味が丸いから、度数のわりに吸いやすいんですが、しかもフィルターズはともかくマイルドなら、タールやニコチンが多いというほど多くもないのだが、どうも違う。
フィルターズやマイルドには、タールやニコチンとはまた別の、粗野な荒さがあるような気がする。へんなたとえで申し訳ないが、ラクダのフンが乾燥してボソボソになっていなくて、まだ粘土状に湿ってる感じ。これが、好きな人は好きな部分かもしれないですが。
この方向だったら、ラッキーのほうがまだ、カラッと乾いてる。しかしラッキーはあまりにも硬派で。

マールボロは甘すぎて、あれはマイルドセブンよりも幼稚な甘さだと思う。甘さで言えばキャスターのほうが甘いが、マールボロの甘さはダラダラしてて、だらしないのだ。
ピースかホープの、うんと軽いやつ、というのも考えたんですが、味がピンとこなくて。

キャメルで一番うまいのはキャメルフレーバー(地方限定の銘柄)だと思ったくらいだから、度数の重みを求めてたわけじゃないし、カスがちらばるのがイヤで、ソフトパックよりボックス、唇にひっついてもいいから吸口は無機質な白を好むから、俺はキャメル党といってもかなり異端なほうだった。
だからこそ、キャメルのライトがなくなるのは大打撃だったのだが。

メントは、ちょっとねー。

 

 それで結局どうしているのか

俺が出した結論は(なーんか、浮気してるみたいで心が晴れないので、少し禁煙というか休煙もしましたけど)、当分の間、セブンスターズのライトのボックスでいきます。

比較するものでもないけど、だいぶキャメルとは違います。辛さがガチャガチャしてて、臭みがこってりしてる。
しかし、これはこれでうまい煙草です。技術の味というより素材の味、正直で悪気がなく、このくらい薄くても手ごたえがきちんとあり、それでいてなめらかな土ぼこりっぽさがある。
キャメルの代わりと言わず、新たな気持ちで始めるならば。キャメルのライトが90年代のELPなら、これはバッハの小品くらい。

どす黒いシルバーグレイだったのが、最近きれいな白箱に変わった。この白と銀の感じ、俺はこういう硬派な清浄感が好きらしい。星の地に、すっきりシャープな明朝体の題名が、またよく合う。これなら注意書きも、ほとんど地の模様みたいなもんだし。

 

 

まー、そんなわけで、なんだかんだ、違うやつで吸い続けているわけですが。

自分が子どもの頃に見たような、立派な大人に、自分がなったとは到底おもえないけれども、歳だけは成人してるわけです、煙草を吸ってるからには。

一人の大人が、「愛してる」という言葉を使うからには、軽々しい気持ちで口先だけで言ってるわけじゃありません。誰だってそうでしょ? 大人だから。

「俺の主食は、ササと葉っぱ(酒と煙草の意)」というのは、俺がパンダキャラだから言ってる自虐ネタではあるんですが、それほど冗談ではないんです。

つらい時も、悲しい時も、忙しい時も、ちょっと手を伸ばせば、見なくても手さぐりで手を出せば、いつでも、こいつがそばにいてくれた。

今となってみれば、バーのカウンターに置くのもはばかられた、この軽薄な青色も、また懐かしい。

またひとつ、俺の大切なものが、滅びた。

ありがとう、御苦労だった、キャメルライトボックス。

次に生まれてくる時は、もうちょっと税制がちゃんとしてる国の、もうちょっとマシな奴が首相やってる時代に生まれて来い。
俺もできるだけがんばっておくから。

 

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