にゃーっはっはっは! やっと会えたニャ−。てへ。

我輩が本当の城主 猫田猫吉 通称猫太だニャ−!

今日も、熊田が降りてきたわ。

そんなにあたしに触りたいの? いいわ、抱かれてあげる。

熊田を見かけたなら、彼の足に耳をこすりつけて「にゃあー」と鳴いてあげるの。

熊田ったら、煮干や鰹節やマタタビの粉を差し出して、あたしの機嫌を取ろうとするのよ。ふふっ、かわいいじゃない?

男なんてイチコロね。ちょろいザマス〜!

 

 

べつにこんなの隠しページにしなくてもよかったんだけど、こう見えても、我輩は近所じゃ有名なのでニャ、知ってる人が見たら、この城がどこかバレてしまうんだニャ。

熊田が引っ越してきて5年になるけど、ずっと前から、この建物を支配してきたニャリ。

一応ここの大家が飼い主らしいけど、我輩のほうがエライに決まってるニャリ。炊事と掃除に、人間どもをコキ使ってやってんの。

みつぎ物は、かんづめがよくってよ。

 

 

熊田はなんでも、すぅ〜ぐ名前に「太」をつけるから、失礼しちゃうニャ−。

太ってないニャリ!
どう? このナーイスぶぁデーは。

本当の名前はちょっと恥ずかしいから(呼ぶ側がはずかしい)内緒ニャリ〜ン。

 

 

 人なつっこい

こいつは俺が今までに見た中で、最も、逃げない猫です。自分から近付いてくる。

試合で、始め!がかかった瞬間に、とりあえず半歩詰めるというのは、俺が子どもの頃からこだわっていることで、およそ男に生まれて、最初から後ろに下がるようでは、ものの役に立たない。
こいつの場合、メスですけど。
前にしか進まないって、猫はみんなそうですけど。

目が合った瞬間に、必ず!、ダーッと走り寄ってきて、足元をうろちょろしたり、後足で立ち上がってスネにしがみついたり。

猫っていうのはもっと警戒心があって、気まぐれなものかと思ってましたが、まるで犬のようなジャレかたをします。
今日はそんな気分じゃないの、というのが全くない。

話しかけると、俺がなにか言うたびに、あいの手のように、「んにゃっ」と必ず言う。本当に会話になってる。もしかしたら、言葉の意味がわかってるんじゃないか?というくらい。

なでてやると、いつまでも離れない。おかげで立ち往生。
キリがないので、急いでる日はもう無視して通り過ぎると、俺がかまってくれるまで、「んにゃっ?」と何度も呼びかけてくるので、かわいそすぎて、引き返さないわけにいかない。

いい歳して独身の男の都会の一人暮らしとしては、こういうふうに寄ってこられると、ちょっとメロメロなもので、俺は完全にとりつかれてしまったわけです。
黒猫に呪われた部屋というのも、なかなか渋いかなと。

ネコタと名付けたのは、千鳥姫です。
みょう字なのかファーストネームなのか、オスかメスか、最初は設定があいまいだった。

 

パンダも「大熊猫」とは言うが、それにしても、パンダの城で猫が城主をやっておるのは納得いかねえ、と、賢明な皆様はお思いでしょうから、その話へ続きます。
俺も、筋道が通らないものは、大いに嫌いなんで。

 つづき→ 

 

 

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