もどる← ヴァルティV11GB(BSh-1) ヴァルティ─11 二-三座輕爆兼襲撃機 最大速度 航續時間(距離)裝備ニ依リテ異ナルモ 武 裝 翼 長 一五米 一、「スッキリ」シタル低翼單葉ナリ 二、引込脚 三、胴體前部ハ長ク主翼前ニ突出シ且長大ナル座席覆ヲ裝ス 四、水平尾翼ハ垂直尾翼前方ニ裝セラル 五、垂直尾翼ハ胴體下マデ垂下シ尾輪部ヲ形成ス
ヴァルティ・エアクラフトは、アメリカの航空機メイカーです。 このころコンソリデーテッドを買収して、コンソリデーテッド・ヴァルティ(略してコンヴェア)になりました。 のちに戦闘機の名門ジェネラルダイナミクスに買収されたが、ジェネラルダイナミクスは航空分野から撤退(現在ふたたびビジネスジェットを扱ってるようですが)、自社の航空部門はロッキードに売却、子会社コンヴェア部分はカナダ政府に売却。 ボンバルディアエアロスペースになり、北アイルランドの老舗ショートブラザースが切り捨てた航空部門や、カナダ国営からボーイングに売り飛ばされたデハビランドカナダなど、似たような境遇の会社が合流して現在に至る。
V11も輸出用です。 水平尾翼が胴体の上、垂直尾翼の前にあり、こうすると後席の後下方視界が広いのかもしれませんが、飛びにくそうです。 ソ連では36年ごろ、軽爆撃機仕様というか3座仕様のV11GBというのを4機買ってБШ-1(BSh-1)と呼び、31機ほどライセンス生産したらしい。
米陸軍も38年ごろ、比較研究のために7機ほど購入してYA-19と呼び、5機をA-19と呼んで配備、残り2機はXA-19と呼んで、プラット&ウィットニーか何かのエンジンをいろいろ載せ替えてはデータ取りに使った。 本書の米軍機のページには、「V-11」という名前で掲載して「攻撃兼襲撃機」とあり、航続距離3930キロ、武装は固定機関銃×4と旋回機関銃×2に爆弾270キロ、翼長15.25メートルと、ソ連機のページとはだいぶ違う書き方をしてます。
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