「秋葉系」の異説と、腐女子

 

 オタクと秋葉系は違う、男女でも違うとの説

真田さんから、オタクに関して、服装のセンス、食事の傾向、親との関係など、こまかい定義を大量にいただいたのですが、辛辣すぎて気の毒で、ちょっとここに書けない。ただ、珍しい情報が2つあったので、要約して転載ということで許可をいただきました。いつもありがとうございます。

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オタクと秋葉系は同じものではなく、オタクの中でも声が高い人が秋葉系ではあるまいか。特に、しゃべり始めの最初の部分、「一応」「え〜っと」「ところで」などが、ごく高い音から始まる。この特徴のある人は、オタクといっても社交的かつ活動的で、多趣味で博学で弁説がうまく、社会人としてもちゃんとしていて、武術も少しなら経験してる場合が多いので、それが武術側で秋葉系という用語になったのではないか。

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女性は、オタクとも秋葉系とも言わず、腐女子(ふじょし)という言い方が一般的であり、出没場所も秋葉原ではなく池袋である。

武術界では、腐女子という呼び方は聞いた事がありません。剣術やってて巫女のコスプレをするという人を見かけましたが、やはり秋葉系と呼ばれてました。ヨソの道場ではどうかわかりませんが。

追記。
最近は武道具店にもコスプレの人が模造刀などを買いにくることがあり、中国武術の刀剣のところに「腐女同好歓迎」と貼紙を出している店が都内にあるとのこと。理沙の知り合いからのまた聞きなので未確認ですが、腐女子ではなく腐女という言い方もあるのか、ただ略したのか、脱字か、中国語か。

 

 オタクと腐女子は違うとの説 1

IF北子さんから、御教示いただきました。ありがとうございます。これも要約で御容赦ください。

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アキバ系と同義で、Aボーイという言葉があるが、誰も使っていない。

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腐女子は、自堕落生活による肥満などを自虐的に自称するもので、努力こそしないが開き直っているから、オタクとかアキバ系よりも活動的であり、食べ歩きやオフ会など外出にも積極的である。ただし、武術はすぐにやめてしまう。
容姿端麗でモテる女性も腐女子と自称することがあるので注意を要するが、この場合はヨゴレという用語も使われる。

メイドの格好した人の中にも意外にかわいい顔した人がいるってのは、俺も気付いてます。なーんでまた壊れちゃったのかねえ、もったいなーい、と、つくづく思うのだが、いやー、御本人がみずから選んだ道で、幸せなんだから、好きなことやってるからこそ輝いてるとも言える。

 

 オタクと腐女子は違うとの説 2

架夜さんから御教示いただきました。ありがとうございます。これも要約させていただきました。
人それぞれ」「わたしの周りの話」「多分」「とりあえず」「・・・なのかな」などとしながら、一応の定義をくださいました。

オタク=
自分の興味のあるものを純粋に好き。

腐女子=
オタク+何か。
腐れと呼ぶのが一般的。
BL(ボーイズラヴ。少年同性愛を扱う作品)や夢小説を好んで読む(片方だけの人もいる)。
ファッションなど気にしている人が多い。
同人誌売り場にいる9割は腐女子だと思われる。
蝶が好きな人が多い。
腐男子といって、男性もいる。
すでに子どもではないとの理由で、貴腐人と名乗る人もいる。

コスプレは、オタクも腐女子もすると思われる。

 

オタクとマニアは同義のようですね。
しかし、たとえば格闘技オタクとは言うが、剣道オタクとは言わないなあ。剣道バカって言う。若い人たちはどうか知らないですが。高野先生や中山先生はオタクかって、どうも違う気がしますね。剣道やらないで刀を集めていたら、オタクなんでしょうけど。

どうも俺のイメージでは、腐女子っていうのは、はかないもの、影のもの、むくわれないもの、禁じられたもの、そういうネクラな方向に求める高い美意識、谷崎方式に思えてきました。クールなオタク?
腐って滅びゆくものが美しいのはいいとして、じゃあ、それを守って戦う!っていうんだったら、うちの城と同じ理念なのだが…。

追記。
『太陽にほえろ!』の「蝶」という回で、マニアが昆虫採集をやめて、大量のコレクションを手放すことになり、ヤオイ中学に寄付したと石原裕次郎さんが説明するラストシーンがあります。
また、「CQ・CQ・緊急通信!」という回では、電波が届かない所へ伝えたい連絡を、たまたま聞いていたアマチュア無線の人が中継してくれて助かるんですが、これがまた、太ったメガネの、いかにも秋葉原っぽい人が演じていて、ヤオイ町3丁目で喧嘩だ急行しろ、と石原裕次郎さんが指示を出すのがラストシーンです。
偶然だと思いますが、ヤオイという地名が、この番組にはよく出てくるらしい。

 

 オタクとヲタは違うとの説

ゆーぽんさんから御教示いただきました。チャットでお聞きしたので俺が話をまとめさせてもらいます。

最近のオタクの人たちの間では、オタと略して言い、ヲタと表記することが多くなっている。
この場合は、オタクであることに誇りを持っている。
昔のように、気味悪がられたり迫害されたりするのを恐れてコソコソやるのではなく、幼女趣味でも現実逃避でも、自分が好きなものは好き、やりたいことはやりたいと、開き直って堂々としていて、恥ずかしいとは思わない積極的な方向になっているばかりか、オタクでない人をパンピー(一般ピープルの意)と呼んでさげすみ、自分たちこそが選ばれし者であるとか、時代をリードしていると、確信している。

これが事実だとすれば、オタクはめちゃくちゃカッコイイじゃないか! 俺の世代で言えば、ツッパリですよコレって。
実際に、ロックでも何でも、最初は下品な若者の間の流行としてバカにされても、人気があって文化になりますからね。
それに、パンピーっていうのは、われわれ広告業界では、業界人ではない人をさす言葉なんです。オタクの人たちは、親衛隊(って今でもあるのかどうか知らないが)みたいに、ある程度は公式に認定されて業界側にも出入りしていて、スタッフとも顔見知りだったりして、連携してブームを育てて支えているのかもしれないですね。
たとえばコスプレの人たちって、新製品のキャンペーンガールみたいな需要があるんじゃないのかな。あれは、まさか、その企業の社員がやってるわけじゃ…、あーでもIT系のベンチャーにはそのくらい若々しい会社もあるのか。

しかし、少数派だからこそ苦労しているとか、その苦労がわかる者同士だからこそ仲良くなれるとか、誰も見向きもしないマニアックなものだから希少性があるとか、そういうのが価値だっていう一面はないんですかね。
あえて自虐的であることを、なかば楽しむ、積極的な日陰根性みたいなオタクも、まったくいないわけじゃないと思うんですが。

 

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