「体育館」
本当に体育館のこと。
運動靴が前提の床なので、すべるのにひっかかり、武術にむかない。

「第二体育館」
武道場の代名詞になっていることがある。
体育館が2つあると、新築で近代的なほうを講堂とか第一体育館といって、バレーやバスケットに使う。
古いほうが剣道や卓球やバドミントンに使われるが、床に塗装がなく、適度に磨耗していて、武術にむいていることが多い。

「ダスキン」
ダスキンに限らず、化学モップ。
練習時間を長くするために、現代では使うことが多いが、雑巾がけのほうが心も体も鍛えられて一石三鳥ではある。
種類と体質によっては水虫のようなこまかい発疹が出ることがあり、それもまたスパイクになってよいという意見もある。

「棚下」
バスケットのゴールポスト付近。
体育館で物を振り回す時、上が狭くて邪魔になるので、人が多い時は上級者が積極的にこの位置を使う。本来は居合用語。

「闘強導夢」
東京ドーム。新日ファンが自嘲を込めつつ、わざとこう書くことが今でもある。

「〜と、神が言っている」
じつはフツヌシ神は缶チューハイしか飲まない、ツマミはカキのタネの6個パックがお好き、というような事。
一切ウソとわかっていて、道場の神棚に献上すると、いつの間にかなくなっているので、それみろ、神は実在するのだ、ということになる。

 

「ノノジー」「ネチバ」
畳がネバネバすること。

 

「爆弾さがし」
道場の危険箇所をさがすこと。
合宿先でも試合場でも、自分の道場でも、早めに到着して毎日必ずおこなう。釘が浮いている、階段がすべりやすい、折り畳み机がロックされていないなど。
危険はどこにでもあるもので、危険が皆無の環境を求めても無理だから、危険を察知して回避する能力をみがいていく。落ちてきた瓦に当たって死んでいいのは前田慶次郎だけ。

「ハブの毒気(に当たる)」
夏にプレハブのベニヤ臭が充満し、気分が悪くなること。中学柔道などで繊細な女子におきる現象。
プレハブはプレ・ファブリケイションの略であり、ヘビとは関係ない。

「ひとつ5千円」
パイプ椅子のこと。実費が税抜き5千円であることから。
会場の準備や片付けの時、パイプ椅子をいっぺんにどのくらい運べるかが、その人の価値であるとされる。成人男性なら、左右6個ずつ手首にひっかけて持てるはずである、つまり6万円の人である。

 

「吹きだまり」
道場の風通しのいい場所。窓の前など。
夏場は取り合いになる。

「武道場」
建物の半分だけ畳で、剣道と柔道が半分ずつ使い、行事の時だけどちらかが全面使い、普段使っていないほうを荷物や待機や観覧の場所として使うやり方を、剣道場や柔道場ではなく武道場と言っている。
全面を板の間にも畳にもできる場合は、剣道の人は剣道場、柔道の人は柔道場と呼んでいる。

「武道場(正しい意味での)」
公共の武道場は、居合もなぎなたも銃剣も中武も古流もスポチャンもキックも総合もカラリもみんなが使うのであるから、板の間だからといって「剣道場」、畳敷きだからといって「柔道場」という名前や表示を固定しているのは私物化、占有、数の暴力であり、正しくは「武道場」のはずである。
合気の野中先生がこのことを主張したら「そんなことが気になりますか?」と怪訝な顔をされた、足元を見よ、鈍感、という話が著書に載っているが、こういう立派な先生はめったにいないので、空手大会の開催場所が剣道場というようなことはしょっちゅうある。
あまり知られていないが、全剣連でない竹刀剣道や、講道館でない柔道などもあるので、本当はアイデンティティにかかわる大問題である。

「武徳殿」
学校の講堂の舞台。ここに上がって、空手や剣道の形を練習することをさす。
地稽古や懸稽古にスペースを広くを取りたいので、形は静かな舞台上でやることが多い。
審査前、年配者、特科、居合、礼法など、少し特別扱いまたは違うことをやっている連中なので、激しい運動をしている一般者から見て、ラクをしているとみなされることがある。

「ブラックアウト」
照明が暗い客席。選手が緊張しにくいとかしやすいとか、盗難がおこるとかいう。

「ホワイトアウト」
強い照明が選手に直接向いている試合場。電球を見ると残像になるので、視線の配り方に工夫が要る。

 

「間借」
エアロビ教室、ガード下、営業中の企業の片隅など、信じられないような環境を借りて稽古していること。
連帯感、時間の大切さ、自信など、かえって良い効果が得られるという。

「幕下」
喫煙所。

 

「家賃」
身分に見合った責任や義務。寄付金や役員職など引き受けねばならないこと。
「自分を置いていただいている床面積の分だけは、道場の家賃を負担しなければならない」などと言う。
ヤクザ用語や相撲用語では、実力に見合わない高い地位にいることを「家賃が高い」と言っている。

「冷水」
シャワー室はあるが、湯が出ないこと。
猛暑でぬるま湯が出ることもある。

 

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