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 確認済の資料

古流団体リスト、宗家一覧、武術家名簿などに、唯心一刀流の継承者が見当たらないということを確認したもの。
わからないわからないって、ただ言ってると、やる気がないから調べてないのだろう、と言われてしまうので、最低限この程度はとっくに確認しましたよ、でも載ってなかったですよ、しょうがないでしょ!と強調しておくために書く。

『武江年表(抄)』(明治6年)
『皇國八州武術性
(ママ)名記』(明治21年)
『神宮奉獻演武大會本會地方委員』(明治37年)
『大阪毎日新聞「關西武術界の現況」』(明治41年)
『(常胤流小田道場作成?の、現存マイナー流派一覧)』(昭和初期?)
『全日本古武通
(ママ)各流派宗家名鑑』(昭和40年)
『明治大正武道文献目録』(昭和46年)
『明治武道史年表』(昭和46年)
『全日本古武道総覧』(昭和48年)
『師の探し方・選び方1(剣)』(昭和49年)
『全日本武鑑 中部編』(昭和52年)
『峠』(昭和52年)
『(松竹の映画関連会社が作成した、現存古流一覧)』(遅くとも昭和53年以前)
『全国古武術道場案内』(昭和54年)
『武道紳士録』(昭和55年)
『昭和剣豪列伝』(昭和60年)
『(東販で取り寄せ可能な武術関連書籍の全リスト)』(昭和60年)
『(日武会家庭販売員のDM用優良顧客名簿、部分)』(遅くとも昭和62年頃より前)
『TUFS剣士必携』(昭和63年)
『文京区剣道連盟師弟関係相関図』(平成元年)
『(糸東流作成の、現存マイナー流派一覧)』(遅くとも平成元年以前)
『(福岡県の武術団体合同調査による全国武術家リスト)』(遅くとも平成元年以前)
『伝統武術(資料編)』(平成2年)
『今習える、古流武術の道場GUIDEBOOK』(平成3年)
『川崎市の武術』(平成9年)
『(東京都港区の武術団体合同調査による全国武術家リスト)』(平成18年)

植田先生によって、無いことが確認済みの資料は、喜連川藩のページ。

そのほか、載ってなかったぞという資料をお持ちの方は、御教示ください。二度手間を省くために有益ですので、ここに掲載させていただきます。

 

 

 今のところ判明した手がかり 正確には「手がかりにもならない噂」

調べてみましたが、なにも確認できません。おそらく失伝していると思う。

 A先生
戦前に、「唯心一刀流らしきもの」を継承なさっていた先生。千葉県(おそらく南部)。
和を重んじる人柄で、技術のこまかい部分が小野派を否定する内容であることをはばかり、ただの現代剣道の指導者に徹してらっしゃったという。

 B-1先生
A先生の高弟のひとり。東京都。教士7段。
A先生から古流を継承なさったかどうかは、わからない。
唯心一刀流とは別の流派名を名乗ってらっしゃったという。
2013年?亡くなったそうです。

 B-2-1先生?
B-1先生と同一人物?
唯心一刀流にゆかりのある東京の先生が、秋田県で現代剣道を指導なさっていたことがあるという。
それと関係あるかどうか、B-1先生も、秋田に教え子がいるというようなことをおっしゃったことがあるという。
秋田というのは秋田家か内藤家に関係あるか。

 B-2-2先生?
B-2-1先生の話とまったく同じ話がもうひとつあり、秋田県ではなく群馬県だというところだけが異なる。
安藤家がらみで高崎かと思いきや、高崎ではないことは確かだという。
A先生またはB-1先生が、「房州の博徒は『生まれは上州だ』とウソを名乗ることが多かった(笑)」というようなことをおっしゃっていたという。
また、この情報をおっしゃっていた人は、秩父を群馬県だと勘違いなさっていたから、念のため
群馬県に隣接する県も可能性の範囲に含めたほうがいいとのこと。

 C-1先生
いつもB-2先生の身のまわりの御世話をなさっていた、現代剣道の先生。
どなたに対しても親切な人だったため、B-2先生のお弟子さんということなのかどうかはわからない。
口ヒゲをのばした50代くらいの方で、
都内の実業団、または、長野の町道場、あるいはその両方で御活躍らしい。
御職業は会社役員らしく、2000年頃に別の会社に異動なさったという。
なお、この先生に親しい御友人が、現在、全剣連の理事クラス以上をやってらっしゃるので、この先生が珍しい古流をやってらっしゃるのであれば必ず知られているはずであるから、意図的に隠してらっしゃるか、あるいは、古流をおやりにならない人なのではないかと思われる。

 D先生
B-2先生の最古参の高弟? C-1先生とは別人。職業は、お医者様。40代くらい。少年っぽい感じの痩せた人だという。
奥様もかつて現代剣道をおやりになっていた方らしい。

 E先生
B-1先生の後継者?
C-1先生の、御友人または、お弟子さんだともいう。40代くらい。筋肉質で眼鏡の人だという。
山本鉄之丞先生の系統に何らかの縁がある人らしい。

 X先生
とても古い一刀流(唯心一刀流なのかどうかは不明)を、都内で教えてらっしゃる先生。
協会の演武会では全然見かけない人だという。
月謝が高額で(入会金は4〜5万円程度)、現代剣道の8段の先生方に内々に細々と指導なさっている。
「一刀流は世の中に広めるべきではない」とおっしゃっているという。

 Y先生
長野県に、
唯心一刀流の道場が今でもあるという噂。本当に噂だけ。

 

 失伝と消滅は違う

「失伝した」というのは、流派の体裁が失われているということです。
定期的に稽古している場があって、後進の指導がおこなわれている、…という状況ではなくなったというだけ。
技法や理論が消えて無くなったわけではない。
情報だけなら、少なくとも伝書は残っているのだから。

失伝しても、かなりの数の経験者が御健在のはずなのだが、たぶん今では稽古もなさらず、ただのお年寄りとして過ごしてらっしゃる。
お年寄りというのは財産です。80年も生きてきた方は、なんらかの得意分野をお持ちです。
にもかかわらず、「もうそんな時代ではない」、「こんなものを珍しがる人は、今どき、もういないだろう」と勝手に思い込んでらっしゃって、貴重な情報があるのに出てこない。

本当にやったことがある人というのは、あんまり、そうおっしゃらないものなんです。
ろくにやってもいないような奴ほど、僕ちゃんすごいんだということを、飲み屋でホステスさん相手に力説していたりするのだが、本当にすごいんだったら力説する必要はないはずであり、たぶん自分に言い聞かせてるんでしょうね。

昔、俺のバイト先に、武術にうるさいのがいて、口を開けばその話だった。
その時の同僚の中に、じつは、帝拳のプロだの、極真の有段だの、古流柔術の先生だの、ゴロゴロいたのだが、その人たちは誰もそのことを御自分からは言わず、昇龍拳がどうのという話を黙って聞き役になっていた。
そんなこと自慢したところで、仕事に何も関係ないから、言わない。
ワセリンなんて持ち歩いていたり、拳ダコがあったり、カリフラワーイヤーになってるから、連れションしてて二人きりの時に、それとなく、どちらの方ですかという話を俺とはするんですが。

初伝や中許くらいの方はもちろん、指導員レベルの方でも、「この程度で流派を名乗るのはおこがましい」、「先人に失礼だ」、とかなんとかで、おっしゃらない。
その流派がすばらしいものなら、なおさら真摯なお気持ちだから、おっしゃらない。

達人なのに、おっしゃらないこともある。
武術というものの性格上、あんまり達人すぎても、かえって、武術を捨てたり超越したりした生活になる。

少なくとも昭和55年までは存在していたという古流剣術は、現地の現代剣道の先生方の中に、経験者は必ずいらっしゃるだろうと思います。
「継承者」でなくても、「経験者」ならば。

 

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