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上野なんちゃって御家再興記念企画(再興はしていない) 拡大補強21世紀版 凡例 古藤田系 大垣 畑ヶ村 中津 尾張 秋田安東 宍戸━三春 このコンテンツは12年9月に一応書き終えましたが、その後、人名に誤字が見つかったり、新情報を頂いたり、ちょこちょこ手を入れております。
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業界全体ではどんな具合になっているか、他にどんなやり方があるか、その中で自分たちは何が特徴で、どっちへ向かおうとしているのか、では今の自分は何をすべきか、…ということを知るために勉強は必要ですが、それは自分の内部で勉強することであって、そんなものはノートとかメモです、公表するものではない。 しかも伝統技能の世界では、批評が禁じられております。 けなすのはもちろん、誉めるのもダメ。 ましてや、「流派を語るな」というのは、原則としてある。 確かに『五輪書』には風の巻があります、でもあれは、業界最高峰クラスの人が死にぎわに書いて、誰にも見せるな、読んだら処分しろという種類の書物であり、しかも、決して特定流派を名指しはしておらず、一般的な、普遍的なことしかおっしゃってない。 極め尽した人たちでさえそうなんだから、自分のことも満足にできない我々は、よそ様の団体の何がわかっているというのか、おこがましくて、自分よりも恩師が恥をかくし、トラブルの元にもなりやすい。 もちろん、言論の自由、表現の自由、思想の自由、知る喜び、学ぶ楽しさ、純粋な興味と好奇心、…それは全部そうなんですが、やってもかまわないことと、やればできてもやらないほうが自分が得だわなというのがある。 不義と不正は別の概念です。 個人ポームページは個人の意見感想でいいじゃん、インターネットは匿名じゃん、という御意見も、それはそうです。 しかし匿名でも、自分の所属を名乗るんだったら、何も言えない。 そこらへんを調整するために、秘密基地という体裁を取ってるような次第で。 三之丸の「文庫」のように、いろんなものがあって、そのどれもが貴重な存在だ、という話なら、まだなんとかなるんです。 しかし、特定団体のページは極力、作りたくなかったわけです。 だったら全部の流派・全部の藩でコレやれよと言われそうですが。 「この武術の手がかり、何かある?」と聞かれれば、協力できることはさせてもらいますが、個々の案件はコンテンツになるものではない。 この城のページはどれも、見本みたいなものです。 あなたは諸国漫遊の剣士であり、遍歴の騎士であり、旅の冒険者であり、さすらいの正義の味方であり、日々、いろいろな活動をなさっていて、「なにかあった時は、パンダに援軍を頼もう」というのが、この城の本来の使い方であり、みなさんそうやって補給拠点としてお使いです。 その「なにか」をあんまり限定してしまうと、大垣の郷土史の城とか、杉浦氏の城とかいうことになってしまう。 ところが、この流派だけは、ホームページを始めて以来、お問い合わせを頂くことが圧倒的に多く、というか、唯心一刀流を調べてらっしゃって、この城にたどりついたとおっしゃる方が多い。 しかも、いい人が多い。
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そのたびに、同じことを聞かれ、同じことを答えるのが面倒で、伝書リストだけは三之丸に常設するようになりました。 というようなことを書いて出しておいたら、以前お問い合わせくださった方から、面倒とのこと御迷惑をおかけして申し訳ありませんみたいな丁重な御口上を頂戴して、大変恐縮だったんですが…。 「ここを参照してくれ」ですむものを設置しておいたほうが、1回ですむから、俺にとってラクだというだけのことです。どうか御放念ください。 ところが、人間の欲というのは際限がないもので、「もっと情報ねーのかよ、なければ取ってこい、ケチケチするな(大意)」とのお叱りを受けまして、ガルフ陛下、あんたのことです(笑) わかりやすくひとまとめにして、ネット上に置けば、何かのお役には立つかもしれないが、その作業をやるのがどうして俺なのか、ほかに手のあいてる人いらっしゃるだろというのが、いまひとつ必然がない。 しかし2010年の築城祭は、旧「天守」資料集の全再編でした。手間は一緒。 というわけで、このコンテンツは、なりゆきで、作るべくして作りました。 このコンテンツには、おそらく膨大な間違いがあります。 藩の話は、特にお断りしないものはほとんどすべて、雄山閣出版『藩史大事典』が情報源ですが、なぜなら、俺が知る限りこの本が最善だからですが、この本でさえ、内容が本当に正しいのかどうか俺にはわかりません。 しかも、俺なんぞがやっていることはシロートの浅智恵であり、資料の扱い方ひとつにしても手法から学術的な研究になっておりません。 ところで、この話題はどうして車庫に置いてあるのか、不謹慎だ、と思われるかもしれないので、唯心一刀流の名誉のために書き添えます。 ここはもともとバイクとチャリと戦闘用ローラースケートの隠しページだったんですが、系列ごとの暴走族対策とか、奥義「渚のステップ」とか、7本目見返り美人シャシャシャシャシャーとか、ママチャリで武道具を運ぶ完璧な方法とか、台車ダウンヒルとか、猫車手楯術とか、悪ノリを加筆したせいで、流鏑馬以外は別々のコンテンツに分割されてしまった。 城のくせに厩舎がない、でも厩門はあるという、おかしな状態が、10年近く続いていたわけです。 城には馬小屋が絶対必要です。 騎兵と騎士は違います。しかも、乗馬する者が、乗馬のまま戦うとは限らない。 騎士道のことは二之丸でやってるし、なにか騎馬にちなむ話題があったらここに置こうと思っていたんですが、守城しかも山岳戦で要塞砲による迎撃を想定してる所には、戦術機動の需要がなかったわけですね。 大砲の長いものは、戦前の水準でも12万メートルくらい届きます。上野から水戸を撃ち抜けるのに、兵糧持って出かける必要がない。水戸までチャリで日帰りしましたけどね俺。 それで、急に思い出したことがある。 このコンテンツを車庫に置いたのは、「どうして自分の時間を割いてまで、こんなページ作らなきゃならないんだ? バカバカしい」と思ってきたら、その人を思い出そう、ということです(今もちょっと思ってるんだけど)。
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