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パンダ語がわかる! パンダと会話ができる!
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(出ない出ない)

パン和大辞典

F.P.J. “P.C.” Pandish-Japanese Dictionary

- ジャイアントパンダの鳴き声の用法分類の学術的先行研究に基づく、日本語口語への翻訳の試み、2007 -
ぱんだ城広報部編

 

分類 

それぞれの鳴き声(原文掲載順)、その用法と意味、および試訳と解説 

huff snort chomp(smack) honk bleat moan bark 

chirp(yip) squeal growl roar squawk 

   

 名付けて「パンリンガル」

犬や猫の鳴き声の翻訳機が市販されていますが、犬や猫なんぞに負けてたまるかバカ野郎。
パンダだけが偉いとは言いませんが、パンダだけが遅れてるのは勘弁ならん。
そりゃ、自宅でパンダを飼ってる人はあんまりいないでしょうが、今じゃ金さえ積めば、誰でもだっこくらいはさせてもらえるんだから、これからの時代はパンダ語くらいできなきゃ。

言葉なんて、ただの道具だけれども、わかり合おうとか、もっと知ろうという、きっかけには使える。
年金ほったらかして郵政民営化が何より最優先だとか吠えてたライオン頭の人は、まさに、話にならなかったじゃないの!
もちろん国益のために譲れないところは絶対に譲らないが、対話のテーブルにつくだけはしなきゃ、交渉すらできず、パンダまで迷惑だ。
パンダこそは、日中友好のシンボルなんだから、パンダのコミュニケイションはその最たる位置に尊重されるべきものです。

パンダには、音声による意志伝達の法則性が、ちゃんとあるんです。
これこそ冗談ぬきの「パンダ語」。

帝王切開とか、君の瞳に乾杯とか、一体どこのバカがこんな誤訳をしたのか!?っていうのが、世間にはゴロゴロしてます。
わが城では、パンダ語の最も適確な和訳を模索してみます。

鳴き声の意味ならば、幸い、すばらしい資料を入手してある。
それが後述する本ですが…。

鳴き声だけじゃない!
歴史、現状、保護、生息地、形態、習性、行動、社会、食性、栄養、生殖、進化、適応、も〜〜〜、ありとあらゆることが載っている。
成分や統計や一覧の、表や図も数知れず。
海外に贈られたパンダの名簿やら、クマやアライグマの鳴き声との比較一覧やら、何でもある。
パンダが好きなら、1人1冊買って、座右の書にしろ!

だけど、これって20年近くも前の本なんです。
当時すでに、これほどの研究がおこなわれていたのだから、ものすごく偉大なことですが、ってことは、現在ではもっと解明が進んでるのかもしれません。
この企画は、遅すぎたくらいだ。
アイデアだけは頭の中にあったんですが、文字打ちが面倒で、時間がなくて、そのうちにと思っていた。
「中務」を改築したのを機に、一念発起して作りました。

 

 参考文献

ジョージ・B・シャラー、胡錦矗、潘文石、朱靖各氏による『野生のパンダ』、熊田清子氏訳、どうぶつ社・自然誌選書、1989。
パンダの生態の観察を報告したもので、著者たちはいずれも協会の博士や大学の先生。

この本の第六章「社会生活」「コミュニケーション」「音声信号」という部分で、鳴き声について言及なさっている。

具体的には、70年代末期から80年代初頭にかけて、四川臥龍での調査、特に81〜82年のチェンチェン(珍珍。メス)の求愛の声と、同じく英雄溝(臥龍南西部の地名)で飼育されているパンダの声を著者さんたちが録音したもの、さらに、英雄溝でD・クライマン氏、ワシントン動物公園でG・ピーターズ氏が録音したもの、その2氏による研究報告と分類用語。

 

 このコンテンツの凡例

赤字が引用部分。学者さんが書いたものだから、ムダのない事実の羅列で、どれも貴重な情報ばかり、とても俺ごときには要約や削除しにくいので、長いですが音声に関する部分をできるだけそのまま引用させてもらいます。

原文にはピーターズさんによるスペクトログラム(原文にはそう書いてある。音紋というか周波数の解析グラフ。正しくはサウンドスペクトログラムとかソノグラムと言うべきものだと思う)や、引用した論文の出典が、いちいちついてますが、これは略させてもらいました。

あとフリガナも省略、必要と思われる部分のみ表示しました。

行頭下げはそのまま。
太字、改行、あきらかな脱字(「あるいは」が「あるい」になってるところが1箇所)は、俺が適宜いじりました。

数値が漢数字で表記されてて読みにくいですが、訳者さんの名誉のために言うと、原文は縦書だから。

 

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