←戻る キセルの話
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キセル乗車すんな 江戸時代初期のおふれを読むと、ほっかむりと煙草は固く禁ず、などと書いてあって、なかなか笑えます。健康や防火や、食える作物を優先しろというような理由ではなくて、煙草吸うヤツはろくなのがいないから、という治安上の取り締まりなんです。 普通は入口と出口だけ金属で、中間を竹でつないである。「途中はカネを使っていない」という意味で、電車などの不正乗車をさす言葉にもなってるわけです。回数券で入って定期で出るなどの手口です。 地方の不良学生はたいてい、定期を忘れた日はフェンスを乗り越えるとか、定期が切れていても文字が隠れるような持ち方で提示するとか、後乗りバスで財布を忘れたと言って金を払わず降りてそのままとか、いろいろバカをやるわけです。 便利な割引制度とか金券ショップとかあるんだから、合法的に節約する方法はいくらでもある。頭を使う方向を間違えてはダメですね。
煙草のほうも全部金属製 最近あまり使ってませんが、俺が持ってるのはアンテナみたいに伸び縮みするやつ。縮めると指くらいの長さになる。ハンズで売ってます。 それに、俺はキセルを持ち歩きません。外出先で手間のかかることしたくないのと、煙草入れを帯に差すのは町人のやることであり、武士は印篭や横笛を差すことはあっても、煙草入れなんてぶら下げるのはみっともないからです。 キセルに使う刻み煙草は「小粋」というのが市販されていて、大きめの煙草屋ならあります。観光地なら、小さなキセルと並んで自販機に入っていたりもします。 キセルだと、ちょっと一口、少しだけ吸える。
キセルはポルトガル語 カボチャはカンボジアがなまった言葉ですよね。 キセルはカンボジア伝来だとか、カンボジア語のクシェル(管という意味)がなまってキセルになったとか、今まで信じられてきましたが、じつはそうじゃないらしい。 煙草が伝来した安土桃山時代は南蛮趣味だから、コンペイトウ、テンプラ、カルメラ、パン、カルタ、ビロード、ボタン、カッパ、トタン、チャルメラ、ビードロ、シャボンなんてポルトガル語も入ってきている。 当時のポルトガルやスペインでは、葉巻やスナッフ(嗅ぎ煙草)が主流だったらしいんですが、それにしては当時の日本で描かれた絵では、ヨーロッパ人はたいてい手にキセルを持った姿になっている。 南蛮人が、植物としてのタバコだけ伝えたが、用法(道具、管)は伝えなかったなんて、ありえない。
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フランシスコ・ザビエルもそうだったけれど、宣教師は、まず煙草を吸ってみせて人々を驚かせ、関心を引いてからキリスト教の話をしたといいます。 それはそうと、肺ガン薬の商品名に「ドセタキセル」っていうのがあるらしくて、NHKのニュースでアナウンサーが言うのを聞くと、ドセタ・キセルと発音してました。
ね! ホントにねー(笑) でもコレって地下鉄の入口に貼ってあるポスターで、本来は「ここから先は禁煙区域です」という表示なのだ。 この画像、西之丸のバカ画像のコーナーに出しておいたんですが、煙草の話だからこっちへ移転しました。
本当に檻の中 東京駅の待ち合わせスポット、SLの駆動輪が展示してある場所だが、このガラス張りの中が喫煙所で、こりゃあ、まるっきり上野動物園のパンダ舎ではないか。見せもんじゃねーぞコノヤロー(笑)。しかし分煙、共存ということではコレしかないのだ。
火山まで禁煙かい 新幹線、最近は小うるさい「キップを拝見します」が来なくなって、のんびり乗っていられるようになったと思ったら、とうとう全面禁煙になっちまった。アホか! 地方は、地球に優しくない石炭燃焼の蒸気機関車を、観光客寄せに走らせたりするんだろ。平日昼間の、ビジネスマンの移動時間だけでも、1両くらい喫煙席作りなさいよ。1両分くらい、普通にいるぞ喫煙者が。客のニーズを無視するのか? 金を払ってる御客様に対して強制か? 健康のためだァ? 健康のためなら強制していいのか? 健康のために、20代の男はデッキに立ってスクワットしてろバカモン。 最近は女性専用車とか、座席をなくして車椅子の人のためのスペースを作ったり、うまく共存してるんだろ? ニコチン依存症だけを迫害するのかよ。 じつは死火山とか休火山って言葉はすでに死語で、火山がもう噴火しないなんてことは決めつけられないのだ。ずっと活動してなかった山が、急に噴火した例がある。いまに喫煙の社会的地位が復活して(…しないしない。笑)、喫煙席が再設置されるから見てろ。 後日談。 久しぶりに新幹線に乗ったら、ホームにガラス張りのほったて小屋が増設されてました。喫煙室!(笑) その後日談。
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