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科目標目の分類定義と、
その表記 6

 

 針

針は、手で投げるもの(打針)、口で扱うもの(吹針、含み針)、手持ちで戦うもの(独鈷状のもの)などがあります。
全くの手裏剣であっても針と呼んでいる例もあります(手裏剣の種類として、形状が、先を削った棒状という意味)。

手で飛ばすものは手裏剣に含めます。
あとは、弓術に附属する吹矢、柔術や薙刀術や琉球武術に附属する隠し武器などは、それぞれの流派へ。
というわけで、今のとこ
(針)で項目は立てておりません。

針術は、うちの母方に伝わった技術がありますが、コンテンツを作るほどの話ではないので、1Gでお問い合わせください。

 

 縄

捕縄術(だけ)で流派を立てていれば(縄)としますが、柔術などに付属していてそっちに含めることも多いです。

水越先生が早くから指摘されていることですが、いわゆる亀甲縛りなどの、艶っぽい分野でおこなわれている技術は、伝統武術の捕縄術とは関連性が皆無です。これは俺も専門家に確認を取りました。

近代警察の捕縄は、すでに廃止されています。現在は連行用のリード、あるいは刑務官の捕縄(ただし、ほじょうと読む)だけです。この分野は(警察)に含めます。

 

 鎖、鎌

鎖鎌は(鎖鎌)、鎌だけなら(鎌)としています。
剣鎌、鉤鎌、L鎌など、刃の形状では分けません。

海外では長い手貫紐をつけた鎌や、鎌ヌンチャクまで、Kusarigamaで通っているようですが、鎖鎌とは全く違う琉球系の技法または縄+鎌であり、これらは鎖鎌でも鎌でもないので分けます。
キョケツショーゲなど縄系統のものは、用法が捕縄に近いように見受けられるので、鎖鎌とは分けます。

(二丁鎌)は、分けます。
鎌1つとは根本的に別の技法になっていることがあるからです(鎌1つの場合、両手で斬る流派もある)。
同じ武器を2つ持つと、「片方で受けておいてから、もう片方で斬る」という意識が強いものがある。これは日本の武術では一番やっちゃいけない2挙動であり、手間を増やして機会と威力を減らす大損であるから、「カンフーポーズ」とか「二刀の恥」などと言われていることです。武蔵先生も、こんなやり方は否定しておられる。

 

しかし二丁鎌の場合、空手の応用で使うとか、実戦では崩すだけで殺傷はしないとか(社会的に共倒れになるから)、実戦では1撃目で倒すが演武形だから不発だった場合の連続技を示しているとか、考えがあって、わざとやってることがあります。それでいて武蔵先生を意識した団体も多く、特殊な分野です。

万力鎖のたぐいだけを(鎖)としています。鍍とか鉞とか違う字を常用していたとしてもです。
鎖も種類が多くて大変ですが、こまかい話は二之丸に特集してあります。各Gに移転しました。
世間では鎖というと棒につけたものまで含むようですが、それは仕掛棒に分類します。

 

 鞭

鞭は、じつは日本にもないこともないのですが、あまり武器として独立したものではないので、硬鞭(弓折・金鞭のたぐい)は(馬)(棒)(剣)などに、軟鞭(太縄・包縄・節棍)は(縄)(鎖)または琉球武術に含めてます。

革鞭・編縄は、日本で3本の指に入るSM女王さんに聞き取り調査と実技指導を御協力いただいてます。
旧日本軍にロープ術を戦闘に使うものがあり、これも調査中です。
しかし、いずれも古流とは関係なさそうな内容で、このコンテンツでは一切扱っておりません。興味ある人が多いようだったら、いずれ別のコンテンツを作ります。
ワイヤーを鞭として使う技術は、戦後編で扱います。

 

 盾

日本には盾の専門流派もありました。専門ならば(盾)でくくることになります。

しかし、ほとんどは付属なので、それぞれの分野に分けます。
琉球武術
には亀甲や籐で作った盾があり、(柔)には鉄製の笠で代用するのがあり、(軍)には大鎧の袖の使い方や、兜をわざとかぶらないで盾に使う方法があり、(剣)には布などで手裏剣を払うノウハウがあります。

日本で盾と言えば普通、戦場でテーブルにもなり船べりにもひっかける板状の盾を言い、ほかに車輪がついた装甲車風の攻城兵器のたぐいがありますが、(軍)(船)に含まれてます。

 

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