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なんで、あんなの(あんなのってこたあないだろうに)
が載せてあるのに
肝心のアレが載ってないのか?
というお叱りへの説明

 

 終戦で区切りました

このコンテンツは古文献を扱うものだからです。
古武術、古流、流派の定義は難しいですが、ここでは、戦前の戦闘技術とそれにまつわるものであれば、たいていのものは収録します。

比較的新しい流派、新しい本は割愛させていただいてます。
しかし、俺が持ってるのはほとんど戦後の本に掲載されているものだから、戦後の研究家のみなさんのおかげで、戦前の古文献が読めるという、この事実には感謝しても感謝しきれません。

太平洋戦争終結以前であれば、伝書以外の資料も含めました。
当時は良くも悪くも右翼的で、現代武道といえど古流の色が濃いことと、流派の体をなさぬ自称であっても従軍経験・実用から生まれたものが多いからです。
しかも、面白いものが多い。手榴弾投擲を併用する剣術だとか、小銃に対する薙刀や手裏剣だとか、まるで三流映画みたいなアナクロニズムが、狂気に近い確固たる信念でやってるところが、滑稽と悲哀を含んでいたり。
しかも、俺は恵まれた環境にいるので、この分野はライフワークのひとつだろうと思っております。

宝蔵院流はいったん失伝し、現代になってから伝書を元に復元したから、すでに「古流」ではなく「流派」ではなく「伝統」でもない、というような意見がありますが、このコンテンツは文献リストですから、伝書が昔のものなら掲載してるんで、今の団体がどうだろうと気にしておりません。
なんなら、今はボクササイズや、祭の舞踊のようなことになっていても、昔は武術で、武術の古文書があるなら、掲載します。

藩校藩学藩兵、家伝家訓、都道府県は、迷いましたが流派とみなしています。特色があるからです。
血族や地域で独占に近いことは、普通の武術流派でもしばしばある。同じ物を使っていっても、仙台と広島、会津と薩摩では、あきらかに性格が違ってくる。それがまた、いちいち、すばらしいことです。この狭い国の中に、これほどの多様性がある。方言ひとつにしても、独自性というのは尊重されなければいけません。
07年の改正で、軍記故実書、現代武術への過渡期の資料も含めました

武徳會の頃の、流派は一応あることはあるが交流がさかんで現代剣道に近くなっている状態は、道場も流派とみなしています。この時期は偉大な先生がたくさんおられたので、現代剣道だとしても、伝系とか門下という意識が強くあるからです。
また、厳密な古流だったとしても、索引では道場の名前から引けるようにしようと追加を始めました。

 

 西洋軍制、近代警察

旧軍の教範類、幕軍官軍、戦前の警察関係も含めました。
旧軍と警察については、部外秘を含む原本書類が実家にあり、いずれ全文全画像を自費出版するつもりですが、法律がどうなのかわからないのと(たとえばパチンコ屋でかかる軍艦マーチ、あれの著作権は旧大蔵省が所有していたそうです)、持ち主である父が専門団体に寄稿するなど活動しているので、このリストには、俺が所有するものや、本になってるものしか載せていません。

試作機や新型機は、本当は撮影禁止だったのかもしれないが、家族にも見せない個人的な記念だから、部隊ではみんな記念撮影してたんだとか。隠し撮りだから、45×55ミリくらいの小さい印画紙だったりします。
図面などは、終戦時に焼却したほうがよかったのかもしれないが、半世紀たってしまうと、今さら捨てるのもなんなので、とってあるんだとか。

父が所属する軍人会は、会員の高齢化を理由に解散になりましたが、なんだかんだ続いてるようです。靖国様の正規のやつは解散しましたが、それとは関係なく民間というか有志が集まって独自に続けていて、父は担ぎ出されて顧問とか理事とかやってます。また中隊長クラス以上の人たちのお子さんお孫さんってのがやたら熱心で、この分だと顕彰会とか遺族会とか言って未来永劫続きそうです。
それならそれで、取れる情報は片っ端からうちのサイトに吸い上げていく所存です。

現在、旧海軍の方からも週2回、軍刀術の聞き取りをおこなっています。海軍に剣術は必要ないだろうと俺は認識していたのですが、恐ろしく高度なことをやっておられたことが次々に判明してます。
軍隊関係は、本丸に概論だけ出てますが、三之丸に新たなコンテンツを構築中です。

 

 

武術に専念なさってる方から見れば、うちの城の設定にも違和感あると思いますが、俺は、日本の伝統武術がゆがんだ形で旧日本軍に連続していると考えています。
兵器が近代化工業化しても、運用が、まるっきり民族主義と精神論でやっているからです。

うちの父は、旧日本軍の虐待行為を暴露したり、少し微妙な立場にあり、いろいろ難しい問題もあり、本丸の奥だけで扱っていた内容もありましたが、現在、隠しページはすべて停止して改編中です。何か調べているのであれば、言っていただければ心がけておきます。

警察関係は、同じく警官だった伯父2人のほうにも、戦前戦中の剣・柔・杖の資料を要請中です。
当時の稽古着や格闘用の私服、変装道具類など、資料は西之丸にときどき出していましたが、これも現在、改編中です。

 戦後編を作る予定(予定のみ)

戦後著作された教本にも立派なものがあることは言うまでもないです。
浅山一伝流(三五郎系)、一心流(渡辺系)、御流儀之伝、覚心塾、駒川改心流、山東派二天一流、正武天心古流、白井流、真蔭流、須崎法、双角流、竹之内判官流、民弥流、戸隠流、日本拳法(沢山系)、野田派二天一流、琉球王家秘伝本部御殿手など、戦前からの名門または俺も愛読させて頂いている名著でありながら、日付不明または戦後の最終日付であるために、このリストには上げてない教本が多いことはおわびするしかありません。

戦後できた流派も、すぐれた流派がいくらでもあります。特に、居合や二刀や手裏剣や空手やヌンチャクや隠し武器などは、すばらしいものが多い。
古流各派を修了なさった上で、独創を加えて、新たに流派をおこした方もおられ、古い貴重な技法を継いでおられる場合があります。
新しい流派は、新しいがゆえに、あらゆる既存の流派の技法を集めて比較研究してあるため、それがいいか悪いかはともかく、とても研究熱心で完璧主義な方が多い。

また、学校や会社でやっている単なる現代剣道クラブでありながら、この道場こそが、日本の剣術すべてを網羅した集大成ではないかと思えるくらいに、技法と指導法と精神文化と医学の完璧な体系を確立されている所もあって、しかも伝系で言えばたしかに古流の修行をされた明治期の高名な先生方の流れをくんでいて、さらに個性や教本まであるので、俺は、こういうものもまったく流派だと考えています。

しかし新しい団体は、俺が御紹介すると、いろいろ面倒な問題があります。「戦後編」を本格的に作るとしたら、名前(俺の実名)を出して別サイトでやります。
よそ様のサイトに間借りして、戦後編暫定版を仮運営していましたが、現在、休止中です。

「中国武術編」も予定していましたが、同じ理由で、ここでは洋書のみにしました。中国武術に関しては、別のコンテンツを各種計画中です。
中国は関係ねえだろうとお思いでしょうが、日本刀、馬、弓、軍学、オカルト、みな大陸系の技術を受けているし、俺は念阿弥先生の師が中国人僧侶という説をとります。

 

 たまたま

このコンテンツは、あなたが見つけた原本が珍しいものなのかどうか、購入を判断する参考(あくまでも参考)にするという使い方ならあるかもしれませんが、このリストにないからといって、決して劣っていたり重要でないということではないし、必ずしも珍しいとも限りません。

どんなに珍しい資料を見つけても、現在の自分にすぐ役に立たないものは予算を回しにくかったり、ほぼ同内容のものをすでに持っていたり、いつでも入手できるからこそ後回しにしていたり、興味はないが抱き合わせでたまたま入手したり、20年探しているのに入手できないものもあります。

老婆心ながら申し添えます。
武術や呪術の秘伝書は、復刻版として出版されることがある。
原本を見つけたからといって、無理に高い伝書を買うと、後悔することがあります。
これは!と思って、つい買うんだけれども、我々ごときが見つけることができるもの、しかも重要な内容だと思うくらいのものは、偉い先生方もどこかで入手されていて、安い復刻版を、しかも解説付きで出してくださる。
俺も何度も痛い目みました。ダブってしまった場合、俺は原本のほうを売り払うようにしてます。
巻物を買い集めて満足するのは、古文書コレクターならいいんですが、実技をやっていくのであれば、用があるのは中身の内容です。

 

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