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何の分野でも、専門家の間でさえ定義や用語が統一されていなかったり、業界内とマスコミでも違ったり、間違ったまま慣例化定着したりもします。
言葉も国際情勢も流動的ですが、そもそも近代軍隊は西洋で生まれたものであり、日本は日本で世界に誇る武の伝統の長さや質の高さがあるのだから、近代軍隊は日本語では扱いにくい。
軍事には軍事のしきたりがあって、軍事用語の多くは騎士道用語つまり仏語から借用した英語だったり。
日本は日本でカタカナ英語をやるから、たとえばネガティヴタンク・ブロウのことをネガチブタンク・ブローと表記するのが自衛隊では正しい言い方だったり。
しかも平和憲法下の戦後日本は、軍事と名のつくものは意図的に日陰に追いやってきたため、平和はタダとは思わないにしても、戦争は遠い別世界の話になっている一面もある。俺の世代でさえそうです。ましてやアニメやゲームでデタラメな軍事が描かれると、そっちが現実と錯覚する子どもさんが出てきても、大人には責める資格がない。
このコンテンツは、だいたいこんな感じという、とらえ方の一例としてお読みください。間違いもあるかもしれません。もうちょっと右翼の人に言わせれば、また違った解釈になる。
うちが個人のホームページで、俺が勉強不足だから言うのではなくて、どんなに偉い研究者がおっしゃってることも、必ずしも軍事のすべてにいつでも絶対にあてはまるとは限らないわけです。
そのくらい、軍事というのは時代や国によって違うもので、なにかしら例外があるか、今はなくても将来出てくる可能性が高い。あくまでも、その時その時の個々の事例でしかなく、必要に迫られて応じた、現実である、ということです。
自衛隊のことは、省格上げ前に書いたので、記述が古い部分があるから御注意ください。安倍さん失脚後も、かなりいろいろ変わってます。
しかし福田2世内閣になってからの予算委答弁なんかでも、他の大臣が「石破長官が…」とか言っても訂正もされず、さらっと流されちゃってる。定着するまで、まだしばらくかかるんじゃないかと思います。
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また、このコンテンツのあちこちに「近頃の米軍では…」というような書き方をした箇所がありますが、外国の軍隊に対する俺の認識は、10代の頃に読んでた『コンバットマガジン』『ガン』『ナイフマガジン』『サバイバルマガジン』あたりの受け売りなので、おそらく、まるっきり話が古いから御注意ください。なるべく日高レポートは見るようにしてますが、LIC対応や対中に再編して、最近は劇的に変わってるようです。
ガチガチな官僚仕事と精神主義でやってた旧日本軍や、自己矛盾かつ自己否定のポチにすぎない自衛隊は、「近代」でもなければ「軍隊」でもないという意見もあると思うし、厳密なこと言えば近代と現代はえらい違いですが、うちの城では、古流武術に対して、維新以降の戦争組織を近代軍隊と呼んでいるにすぎませんので。
軍装は、俺が持ってる分については、いずれ実物写真を添えて全部出します。暫定的にここへどうぞ。
教範類は三之丸「文庫」にリストだけ、少し出してあります。
徽章は、勲章のたぐいだけ二之丸「礼室」を改装して出しておきました。画像はこれからぼちぼち掲載していきます。
軍隊での喫煙は、同「監獄」に1ページ書きました。
近代兵器の話は、いずれ出します、出しますが、兵器っていうのはただの道具であり、大切なのは兵器それ自体じゃなくて、人間側の、運用の苦労とか、税金のムダとか、国家のエゴとか、政治のまずさとか、兵士の心とか、そういうことを御紹介していくのがうちの城なので、オタクみたいな意味での兵器のスペックの話はあんまり力を入れておりません。
軍用機の話だけは、三之丸「管制」で扱ってます。
ここに書きにくい話は、各Gにて。 |
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