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強力的解決
復仇、報復
無礼、差別、えこひいきなどされて、国民が怒りまくっているので、相手国が反省してやめるまでは同程度の仕返しをし続けること。
俺の国だけ高い関税かけて厳しい入国審査をしやがるから、同じことをしてやるぜとか。
その内容が、国際法違反ならば復仇、法律ではなく礼儀とか友情に反するものは報復と言ってます。
復仇には平時・戦時・私的・公的があり、戦時や私的はあんまりやるもんじゃないとされている。
昔は、これ自体が戦争だったんですが、本当は戦争を回避する手段だから、武力行使やその威嚇でやると意味がないし、そもそも子どもの喧嘩みたいなので、少なくとも軍事に関することでは現在禁止されているんですが、綺麗事は綺麗事、感情はまた別だから。
今は、やるとしても国連制裁でやります。
終戦
降伏、投降、無条件降伏
降参するのは降伏、戦術レベルでは投降とも言う。
講和条件が敵の言いなりなのが無条件降伏。
単独、全面
一国とだけやるのが単独講和や単独降伏、敵国の同盟国など敵全部とやるのが全面講和や全面降伏。
停戦、暫定和平合意
終戦は合意できないが、戦争をひとまず中断することだけは合意するのが停戦。たいてい、双方疲弊していたり、第三国が仲裁してくれたり。
停戦協定なんか結んだって、全員が守るわけがなく、各地で小ぜり合いがたえない。
特に独立を求める民族紛争の場合、停戦なんてまったく有名無実化してることが多い。
講和条件が折り合わないか、まだ講和が仮調印だったり一時的だったりするが、とにかく和睦はしてるのが暫定和平合意。
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休戦
双方合意による戦闘行為の一時停止。
殺し合いを休むだけなので、補給や移動や構築などの軍事行動は続いていて、戦争は終わっていないし、一時的な和睦すらしていない、まだまだ戦う気はアリアリ。
朝鮮戦争っていうのは、まだ休戦であり、境界線には軍隊がつねに詰めているし、国や民族が分裂してるなんてことは話が終わってません。
地域を限定する地方休戦(部分休戦)と、全軍が戦闘を控える一般休戦(全面休戦)がある。
また、休戦といっても戦場で指揮官が戦術上の判断でおこなう「戦闘終了に関する戦時規約」と、国家レベルで合意する休戦協定がある。
昔はノンビリしていたらしく、日露戦争の東鶏冠山北砲台付近で、散乱している両軍の遺体を収容するために休戦がおこなわれ、ロシア軍は日本兵の遺体運搬を手伝ってくれて、両軍将校は酒を酌み交わし、お互いの奮闘を讃えあい、今後の健闘を誓いあって握手して別れたなんて話がある。
講和予備条約、戦争終結宣言
休戦や停戦まではしていて、これから講和にかかってる段階。終戦の準備中。
終戦、講和
終戦は戦争が終わること、法的には講和すること。
講和は、戦争終結を共同宣言、賠償問題などの講和条件に合意、調印すること。
有史以来、講和が結ばれたのは8千回くらい。
つまり、人類がおこした戦争の約半分は、きちんと決着していない。
2つの国が長いこと戦争やって、国力が衰退したところへ、第3の国が攻めてきて両方とっちゃったり。
あるいは跡目争いとか伝染病とか天災とか政治的失策とかで、戦争の勝ち負けがつく前に国そのものが勝手に滅びてしまう場合もある。
以前に負けた相手に勝った場合は、リベンジを果たしたということがうれしいから、かつて降伏調印の時に使われた道具をわざわざ引っぱり出してきて、会場に設置することがある。
日本が負けた時は、なぜかペリーの黒船に使われてた星条旗を、その軍艦にかかげたりしました。
和睦、和平
和睦は仲直り。
和平は、仲のいい状態、または喧嘩をやめること。
賠償、補償
賠償は、敗戦国が戦勝国に、その戦争の損失をつぐなうもの。
戦勝国が権利を放棄してくれて、早く復興させてやるかわりに、ODAを永久に払い続けなければいけなかったりすることもある。
補償は国家ではなく個人に対する損失補填。
人道的にまずいことをした場合、戦勝国でも払わなければいけない。
→つづき |
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