月見櫓内務行政文化調査局資料室跡地 I.D.A-V room (CT)

情報とは、なんぞや

ここは、広告、出版、編集、印刷、日本画、書道、俳句、彫刻、版画、陶芸、ガラス工芸、モデルさん、バンド、インディーズ、プログレ、プログレ以外のロック、演劇、劇団、子役、バラエティ番組、ミュージカル、興行、興行や芸能やストリートにまつわる暴力団、芸能事務所、音楽事務所、画材、機材、美術としての伝書、仏教美術…というような話題を、俺の素性まで明かして画像千枚くらい置いていた、わが城の最大の人気コンテンツ(の、入口)だったのですが、隠しページということをやめたので、ここの機能は泣く泣く各Gへ移しました。今までありがとうございました。いずれ、各分野ごとに別のサイトを作ろうと思ってます。音楽関係だけ「聖堂」に戻すか、新しい施設を作ります。

かわりに、二之丸「隠しページ入口」のノーガキ部分その他もろもろ寄せ集めて、もっと根本的な話に組み直したのをここに置きます。

 


この内塔は「機密を取ろうとしても空っぽで、真実は別の所にある」というのを売りにしていたのに、本当に、ただ単に、「資料のない資料室」になってしもうた…。

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ネット上には「教えてちょーだい」系のサイトがありますね。
質問者がスレッドを立てて、疑問質問を書いておくと、知ってる人がウンチクを書いてくれる、なぜなに110番的なやつ。

あれが大嫌いでして…。
上手に利用なさってる分には有益だと思うんですが、嫌いなんで。

どの文献にどういう記述がありますよという話くらいだったら、偏見だらけの俺でも少しは協力できそうな気もするけれども(時間があればの話だが)、しかし電話相談室的に教えてちょーだいというものは、とても参加する気になれない。

どこが気に入らないのか、という話が、このコンテンツです。

これをお話しすることが、うちの城を御理解いただくのに、一番てっとり早い。
っていうか、これが、インターネットというものに対する俺の方針や目標みたいな事なんで。

 

ラジオの電話相談室は、昔から嫌いで、まずテーマ曲の軽薄さが気に入らなかったんだけれども。

「空はどうして青いんですか?」って、それは400ミリミクロン台の波長が大気の拡散の、って話もやろうと思えばできますよ、俺だってヨハネスイッテンくらいアマチュア時代に読んでおるわ。

しかし、子どもさんが相手ならば、まず最初に言うことは、「君はどう思う?」だろうが。
そして、「そう見えているだけで、本当は違うのかもしれないよ」「目に見えるものが正しいとは限らないよ」くらいのことを、ちゃんと言いなさいよ大人なんだから。

どうして空が青いかということがきっかけで、俺は演劇を始めたくらいです。
俺が理屈っぽい人間だからということだけじゃありません。
これは、芸術のようなことをやっていくための、最も理屈じゃない部分、ほとんど神がかりの領域でもあります。

かといって、価値観の解放とか、思想的なことだけでもない。
科学的にそうなんです。

青く見えるものは、青以外の光を吸収して、青い光だけをハネ返している、または、青い光だけを発している。
その光を受け取って、我々には青く見える。
つまり、青いものは、それ自体は青くない。
「青を拒否するもの」「この世で最も青くないもの」を、我々は青だと認識しているんです。

もっと厳密に言えば、光に色はない。青い光なんてものはない。
色というのは、我々の脳が勝手に生み出している幻想であって、ただの電磁波の幅が、認知心理学的に変換されているにすぎない。
まさに電波、妄想ですよ。

ましてや、空の青さというのは、色としては非常に特殊な部類に入る。
もしかすると青空というのは色の一種であり、絵の具なんかの青とは違う種類の、独立した色かもしれないぞ、ということが、大昔から仏教の教典に書いてある。

 

疑問に思ううちは、まだマシなんです。
へんな大人に知恵をつけられて、空は青いのが当たり前、ということになってしまうと、もう話が終わり、そこで止まってしまう。

子どもの頃、俺はカマキリを見つけて、鎌の動き方も、何を考えているやら読めない顔も、こんなバランス悪いものが飛ぶ!ということも、ものすごく面白かった。
こんな面白いものを見ていたら、そりゃあ蟷螂拳もあみ出すだろうよ。
ところが、そこへ同級生が来て、「そんなの、うちの昆虫図鑑に載ってるわあ」と言い、まるで昆虫図鑑を手に入れたらもうカマキリのことは何もかも把握できているとでもいうように自慢するばかりか、興味津々になっている俺がウザイとでもいうように、なにやらイライラし始めた。
俺は、どうも何かが違うなあと思ったんだけれども、まだ子どもだったので、うまい反論が思いつかず、「本は紙でできている」「本を書いたのは別の人だ」とか、わけのわからないことしか言えなかった(今でも、わけのわからないことばかり言っているが…)。
この様子を母が見ていたらしく、母も教育者だから思うところがあったとみえて、この話をなにかの会のときに父兄たちに演説したことがあったんですが、母も話がヘタクソで、言いたいことがうまく伝わったようには見えなかったです。

初めて試合に出る時の、自分を消してしまいたい気持ちとか。ここだ!とか、しまった!と思ってから技が入るまでの、放物線みたいな時間感覚とか。パチーンと技をくらった時の、冷たい感じとか。別格に強い人の、サラサラでふわっとした圧迫感とか。この人は今日は優勝できないな、っていうのがわかる時の、もわっと抜け落ちた感じとか。この相手は倒せる!っていう時の、辛いような乾燥した感じとか。そういうものは、秘伝書をどんなに繰り返し読んだって、わかりゃしない。体験ではないから。

鳥や昆虫などは、もうちょっと広い範囲を色として見ているらしくて、紫の外側にもう1色、違う色を見ているフシがある。
花の色も、「人間にとって」なに色というだけであり、こういうの武術では「水月」とか「巌の身」とか言うんですが、花はべつに人間の感想なんぞに関係なく存在してる。

自然保護とかほざいても結局のところ、人間にとって都合悪くなってきたから、あわてたわけで。
命あるもの、ないもの、役に立つもの、害になるもの、地球に存在するすべてのものが、微妙なバランスで成り立ってるうちの、一部分を我々が担当しているにすぎない。
我々は人間に生まれてきたから、人間の社会生活と幸福を優先しないわけにいかないけれども、かといって、気に入らないからといって地球を出て行くわけにもいくまい。
もしかしたら、こりん星かどこかへすでに引っ越しちゃってる人たちもいるのかもしれないが…。

どこかの教祖が、「私は神である、おまえら人間を存在させておいてやるから、私の家賃と光熱費と食費を一生面倒みてくれ」と言い出したら、「おまえだって人間だろうがー!(笑)」と突っ込む所でしょう普通。
人間と自然を分けて考える都会的なオッシャレーな感覚、それだけでも根本的におかしいのに、地球に優しいだの、保護してあげるだの、なんだそれ?

この世界はすべて一体で、すべてのものはつながっている。
こういうデカい話を、たかが電話回線程度の、秘密基地の中でやるというのが、まるで冗談のようだけれども。

 

あいかわらず前置きが長いうえに、話が抽象的で、すみませんねえ。
以下ずーっとそういう話が続きますんで。

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