寝る

ゆっくり眠ることも大切です。睡眠時に体ができる。
寝ないでがんばるなんていう練習は、精神を鍛えることはあっても体には悪い。睡眠に関しては二之丸で。

 

 走る

ジョギングなど、疲れない程度の軽い有酸素運動もやること。全体的に、体力が底上げされます。
部分的に鍛えた後に体全体のバランスをとる効果もあります。
すぐ息が切れてバテるようでは、筋トレすらできない。幽霊部員みたいな人はみんなコレで挫折します。がんばろうという気持ちがあっても、体がついていかないから余計につらい。

 

 跳ぶ

縄跳び、跳躍、トランポリンなどもいいのですが、あんまりピョンピョン跳んでばかりいると、武術が軽くなる。体当たりされて、簡単に転ばされたりする。
オレは空中戦と高速戦を専門にしている機動型でね、フッ、とかなんとかほざいてるバカがよくいますが(つまり、軽薄なのがカッコイイという風潮がある)、あんまりアクロバットなことばかりやっていると、形が軽くなってくるんです。
ボクシングでさえ、どんなに軽快に動いているように見えても、どっしりと動かない足腰の安定も必要です。跳躍の練習をやりすぎるなというのは、ほかでもない中国武術の極意です。
このへんは、御自分の先生に見てもらって、居着いて抜けが甘いねとか、技が浮ついてきたねとか、判断していただいて決めてください。

 

 歩く

今までグータラしすぎて何から手をつけていいのかわからない人は、まずは歩くことをすすめます。
必ず一人で。音楽なし。自分としっかり向き合い、近所の危険箇所や季節の変化を把握する。坐禅や瞑想に近いです。海舟先生などもさかんに散歩してる。
走るのとは、鍛えられる種類が違います。足腰がねばり強くなる。

 

 痩せる

肥満はそれ自体が病気ですが、それが努力をさまたげて挫折の原因にもなるから、一度太ると泥沼になって、なかなか抜け出しにくい。
痩せることが目的で運動するなら、有酸素運動を30分以上やること。
最初の20〜40分は胃の中のエネルギーが優先的に使われるので、脂肪が燃えるのはそれ以降です。ちょっと運動しただけで、自分にごほうびとか言ってケーキ食ってたら逆効果。
かといって、空腹で運動してはいけない。体が、取り込もう取り込もうとするからです。朝のジョギング程度でも、必ずバナナか何か少しは食べてから。

 

 食べて痩せる

食わないと疲れるだけです。
ボクサーが試合前に減量するのは、専門家の医学的な管理下で、身体能力が落ちない範囲でやっている。
女性がダイエットとか言って食べないのは、痩せてるんじゃなくて、やつれてるだけ。
量を減らすのはいいんですが、回数を減らす(食事を抜く)っていうのはよくない。あと、朝はヨーグルトしか食べないとか、昼はビスケットしか食べないとか、そういうおやつみたいなことは食事とは言いません。まるでサバイバル環境下だ。
そんなことで体重が減ったとしても、それは筋肉が減ってるだけで、脂肪は減っていない。
次にリバウンドしたときは、今までの脂肪にさらに新しい脂肪がついて、体重は同じでも、筋肉が減って脂肪が増えただけです。「バウムクーヘン太り」などと言われてます。
ますます筋力が落ちて運動がつらくなるから、ますます動かなくなり、ますます太る。
こんなものはダイエットでもなんでもなくて、ただ苦しんで、健康を捨てているだけ。

 

 とにかく食べる

食事は筋トレだけでなく、武術にも、健康そのものにも基本となる重要事項です。
うちの「典座」にも少し書いてありますが、どこか専門サイトへ行って勉強してください。1日5食とか水減量とか炭水化物負荷とかニトロ糖とか火元素下剤とか、奥が深いです。
理屈は省いて結論だけ言うと、やはり和食です。和食にすると乳製品だけは不足するので、なんとかして摂取する。粗食少食、よく噛む。
玄米が理想ですが、健康マニアになってはならない。
俺も一時期、玄米もやったし、ありとあらゆる雑穀を混ぜまくって、千鳥姫が「これは人間の食べ物ではない!鳥のエサだ〜!」と叫んだようなものを食ってましたが、いろんなことを総合してみると、結局は銀シャリになりました。なんか怪しげな新興宗教みたいに、水は特別な天然水でなければダメとか、そういう無菌室みたいなことは言わないこと。都会で男が一人暮らししていく以上、適当に悪徳にまみれていないと、かえって弱くなる。
規則正しく毎日同じ時間に食べて、夜9時以降は食べないが、これも同じ理由で、ごくたまには断食や暴食も必要。
蛋白質は、ゆで卵の白身がいいが、必ず半熟。卵は1日2個までというのは迷信だったことが判明してますが、同じものばかりたくさん食べるのは、どっちみちよくない。
肉は控えめにするが、完全にベジタリアンではよくない。鶏肉がいいけれど、減量には羊もよい。肉よりも魚。ツナは1日2缶まで。納豆は夜。豆腐より豆乳がいい。
市販のスポーツドリンクは絶対にそのまま(ブレンドしたり薄めたりしない)。
プロテインやサプリメントは、あくまでも補助。
グレープフルーツジュースとバナナは常備。
野菜は多め。ただし、打撃系なら試合直前だけは野菜を減らす。レタスは夜。
薄味。塩は、たくさん運動する人でも少なすぎるくらいでよい。胡椒は毎日少し。ダシの素やうまみ調味料は少なめ。人工甘味料は砂糖よりもよくない。油は少なめ。
お茶は毎日。水分はなるべく暖かい飲み物で摂る。コーヒーも飲んだほうがいいが、食後に飲んではいけない。
酒は飲みすぎてはいけないけれど、まったく飲まないのもよくないし、少しでも毎日はよくない。
滋養強壮みたいなものは、効くと思い込んで使う。八つ目うなぎをすすめます。しかし、あっち方面ばかり効いてしまい、疲れているんだから眠ればいいものを、眠るヒマがないくらい元気になって始末に負えなくなることがある。味噌は、エッチな副作用がない滋養強壮剤です。

 

 →つづき 

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