軍楽隊控室 Greenroom

正義の味方のための楽器登場音楽

 

 書道でも茶道でも絵画でもいいんですが、音楽のタイミングやリズム、集中力や情熱と客観内観、同時進行や臨機応変は、武道と平行してたしなむことで相乗効果をもたらします。
 武士は武道が専門だから、寄り道しているヒマはないという考えは狭すぎ。戦国武将はみんな多芸だし、ヒトラーの絵や口笛も有名。芸術には、武道のヒントがゴロゴロしてます。特に剣道と音楽は相性がよくて、達人に音痴はいないと断言してもいい。

 

 落ち込んだりおびえたりした兵の志気を高め、イライラしたりあわてたりする兵を沈める技術は、音楽に限らず、経営者ならいくつか持っていたいところ。
 鎮魂歌を捧げなければおさまらない状況もあるだろうし、四面楚歌というような心理戦もある。あの武田信玄でさえ、敵陣から流れてくる音楽に気を許して狙撃されたとする脚本もあるし、『ビルマの竪琴』のように、異文化の人間にさえ通じるのも強みです。

 


音楽練習室です。この城のオーケストラは女性だけ。歌もダンスもやるというヅカもどきです。リードを食べてしまうので、クラリネット奏者がいつまでたっても上達しないのが悩みのタネ。

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横笛

5音階。見た目より肺活量が必要。中に矢を入れ、振り下ろして飛ばす小技がある。実際、精神的なノウハウは弓や手裏剣に通じる。中国の鉄笛は撲殺に使う。


土笛

オカリナ。同じ運指でも吹き方によってさまざまな音が出る。これは一番小さいソプラノC。買ってから気付いたんだけど、アルトFのほうがいい音色。


使えない土笛

これは観光地の土産屋にあったりするもの。あくまでもアクセサリー程度だから、調律めちゃくちゃなのは御愛嬌。左が4穴、右が6穴。かえって運指は難しい。


ラッパ

軍用のものはピストンがないので、ドミソのファンファーレ、いわゆるトテチテタになる。大きな音より濁らない音で、ベンドしない明快な立ち上がりを心がけたい。


法螺

これは小隊指揮用。本来はもっと大きく、飾り紐はザイル。流派があるが、俺は金管のノウハウで自己流。演奏は立てると言う。吹くというのは敵が吹くことを言う。


太鼓

味方の志気を高め、敵を不安にする。赤穂浪士は史実では鉦を使ったが、例の山鹿流陣太鼓だったとしても奇襲には問題ない。画像は長篠合戦屏風の一部。重そう…。


ハーモニカ

レバーで半音を出せるものもある。これはトンボの複音26穴Cだけど、さすらいの戦士には単音10穴が似合う。キーはA、Dあたりが悲しげでいいかな。


金剛鈴

魔物を追い払い、死者をなぐさめ、神仏を呼び出すというもの。従者に持たせて、登場にはもちろん、トドメを刺した時に、オチのようにチリンとやるのも渋いかも。


草笛

口に当てるのと、折ってくわえるのがある。練習すれば悲しいビブラートがかかる。タンポポなどストロー状の茎をしごいてつぶし、リードにする方法もある。


三味線

ネックが分解できるので、中を仕込にするのはおなじみ。勇次さんの三之糸は、ロウをしみこませて水につけたもの。バチは象牙で、これもエッジは痛そう。


ギター

小林旭から宮内洋まで(笑) ナイロン弦なら絞殺、スチール弦なら切創。あの戮家千条鏤紐拳が使える。ハードケースを狙撃銃の運搬に使うのもよくありがち。

正義の歌が聞こえる

45分も過ぎて悪党がガンクビそろえて談笑していると、どこからかシブイ歌が聞こえてくる(笑) 誰だ!と障子を開けると、そこに正装した里見浩太朗さんが立っているというわけです。
こういう登場のしかたはひとつの戦術です。いきなり斬り込まないのは、悪党といえども良心があるので、ぎょっとさせたところへ颯爽と登場して正体を明かした日には、心理的にすでに勝っているので敵が大勢でもやりやすいという…想像ですが。
血のりのついた被害者の遺品を投げ込んだり、もっと高度な術としては、動物を放って物音をたて、誰だ!…なーんだ犬か、とホッとしたところで突撃という手もありますが、歌うのは、やっぱ歌が好きなんでしょう(笑)
逆に、登場のしかたを間違えると、相手をつけあがらせ、自分は気遅れして実力が出せない。喧嘩の強い人は「ズボンのチャック開いてるよ」というようなハッタリを、必ずいくつか用意してます。

見参、推参、参上の違い

見参は厳密にはゲンザン、もしくはゲザン、ゲンゾウと読み、身分の高い人が会ってくれるという意味で、敵に対して、おまえごときが俺を見るのはラッキーなんだよというニュアンスを含む。
推参というのは、流しの芸人が勝手に門前にやってきて、頼まれもしないのに芸をやって、オヒネリを要求する状態をさす言葉で、呼ばれもしないのに現れるという意味。現行犯を押さえたような時に、皮肉で使う。
参上は目上の方に出向く状態で、主君のピンチにかけつけるとか、天に代わって悪を討つ、というような時に使います。
でも時代劇では結構テキトーみたいです。

コムソーとは?

忍者や隠密が正体を隠す変装として、バケツのような竹カゴをかぶって尺八を吹くスタイルを見たことがあると思いますが、あれが虚無僧です。
仏教の普化宗の和尚なんですが、武士しか入門できない宗派で、僧侶といっても髪をのばして帯刀し、旅をして、尺八の練習の中に悟りを開くんです。
おまけにあのカゴ、天蓋(深編笠)というんですが、絶対にとらない。風呂もあのまま入ってたそうです。思いっきり怪しい…(笑)

徳川吉宗の口パク

敵の悪事がはっきりして、いよいよアジトへ討ち入りに向かう吉宗公のバックに、挿入歌が流れる。もちろん松平健さんの持ち歌なんですが、ある回で、なぜか彼の口が動いていたというんです。つまりBGMではなく、吉宗自身が劇中で歌っているのだ! PV風に(笑)
健さんは舞台でも「暴れん坊」をやっていて、ごっちゃになっているのかも。
鼻歌まじりで人を殺しに行く心理状態というのも、かなりアレというか、むしろ剣豪としては高い段階に達していないとできないことですが、この場合、おのれの政治的失敗を闇に葬りに行くんだから、征夷大将軍としては「臭いものにフタ」とも言える。お忍びやってるから悪事を見のがさないのか、お忍びがすぎて政治に手が回らないのか? 

サ○エさんのエンディング

全然関係ない話だけど、あんな悲しい曲はないですよ。本来4コママンガなので、こまかいエピソードのつなぎ合わせで展開していて、油断していると、まだ先がありそうで突然エンディングが流れてくるのだ。次回予告より曲が先なんだから。
「青い空をながめたら、白い雲が飛んでいた」こんな歌い出しありますか?! 上を向いて歩こう、ですよ。泣いてんの。
「今日は楽しい」と2回くりかえすところが、無理してカラ元気出してるみたいだ。家を飛び出した不良息子が帰ってきたとか、不治の病で残り半年の娘が思い出づくりとか。
ハイキングなんて言葉も今は使わないから、援助交際もナイフ少年もなかった昭和40年代のノスタルジー
そしてなぜか間奏に入るんだけど、要するに、あふれる涙でもう言葉にならないのだ。カリプソみたいなリズムも、オールナイトニッポンのギタースイートサンバに似た、乾いたさみしさ
「ほらほらみんなの声がする」沈んだ空気を変えようと、お母さんがみんなをはげましているわけですよ。「愉快だな−」これも自分に言い聞かせているんだけど、声がうわずっちゃってる。
どう? 深読みしすぎ?(笑) でも、あの曲のあのイントロで週末が終わるんですよ。窓から夜風が入ってきて、夕食も終わりで、これから風呂入って、あーあ、また月曜か、ってね。

→サ○エさんの御先祖 

→引き際とカラオケのコツ

独断と偏見の 登場・突撃用ナンバー

アルルジェンヌ ファランドール (ビゼー)
これは巨大兵器の発進なんかには最適だと思う。ビゼーはカルメンも使える。

ウイリアムテル オウヴァチュア (ロッシーニ)
キンキンはこれで登場する。この手の金管は、オーマンディ指揮フィラデルフィア楽団をおすすめ。アメリカ的に音が立ってるほうがいい。

ライトキャバルリー オウヴァチュア (スッペ)
俺が金管を始めたのは、この曲のため。サクサク急ぐ所と、スポーンと伸ばす所があるのだが、たいていデタラメにやってる人が多い。うちの吹奏楽部のレコードを聞かせたいくらい。デュトワ指揮モントリール楽団は、歯切れいいけれども優しすぎる。

ジャマイカランド・ウィーラヴ
ジャマイカの国歌。右翼気味の俺でさえ、曲に関する限り、これが世界一かっこいい国歌だと思っている。小澤さん指揮の、堂々としながら悲しみが詰まっているやつがいい。国歌、しかもヨソのだから、個人的には使えないけれども。

君が代
薩摩藩がひっぱり出してきた九州北部の祝詞、しかも内容は、筑紫の豪族「阿曇の君」が博多湾を渡ってくるという名所案内、いわば天皇家の敵である九州王朝をたたえる歌だから、日教組だって歌っていいのだ。ただし、俺が認めているのは映画『日本のいちばん長い日』のラストでかかるやつのみ。感情を律し雅楽風に、やや速いテンポで朴訥にいかないと、煮え切らずマヌケに聞こえる。

プレリュード&フーガDDD (バッハ)
フーガインGマイナーも威圧的。オルガンは機材とストップと奏者によって全然違うけれども、コープマンやサットマリーみたいなヒョコヒョコしたのより、ヴァッドやダンビーみたいな重い弾き方をおすすめ。
俺が一番好きなオルガンの音は、マルキュッセンです。キョクキョクという感じに、コリコリしている。

シンフォニー3 第二楽章二部マエストーソ (サン・サーンス)
ローラー車で踏みつぶすようなオルガンの迫力。キラキラの四手ピアノもいい。これはエッシェンバッハ指揮バンベルク楽団がいい。プラッソンのは、これが本来のフランス人のやり方なんだろうけど、なめらかすぎて女っぽい。

プロローグ (エックス)
前奏曲だけに、おさまらない終わり方。このドラムスって世間では下手クソ呼ばわりされているが、俺はドラムスのことはわからないけれども、この人のピアノを聴く限りでは決してボンクラではないと断言できる。

オリンピック・ファンファーレ
(ジョン・ウイリアムズ)
スターウォーズも、もちろん使える。この人は、アメリカらしさが、軽薄さや脳天気ではなく、豊かさや広がりになっている。

ジャンプ (ヴァン・ヘイレン)
こういうガツーンとしたのを聴くと、ピコピコこざかしいシンセやってる連中がみんなバカに見えてくる。TMのセルフコントロールも、猟犬のフォルテシモもいいが、結局はコレに行き着く。

ザ・スコア
(エマーソン・レイク&パウエル)
俺はこの曲でクラシックを捨てました。これと次のやつはプロレスのテーマにも使われているくらいで、さわやかさの中に狂気も秘め、一筋縄でない深みがある。

チェンジング・ステイツ
(エマ−ソン・レイク&パーマ−)
突撃用。ドラムス連打。伸びるシンセ。プログレもこのへんの時期になるとドロドロせずスマートだが、それでいて軽くない。

ああ人生に涙あり (木下忠司)
要するに水戸黄門のテーマだが、一番初期の、しかも、テレビサイズに限る(レコードになってるのは、ヴィブラスラップいわゆる「与作のカー」がしつこい)。すごい迫力で、厳しく突き離し、のちの予定調和みたいなナアナアが全くない。間違っても、あおい輝彦さんバージョンじゃありませんよ、いいですか。

大江戸捜査網のテーマ (玉木宏樹)
これも昔の編曲で。金管の伸びと打楽器のズンズクが、こう言っちゃアレだけど、人を斬りたい気分にさせる。

出陣のテーマD (中村啓二郎)
仕切人。「殺しのテーマ」もおすすめ。仕切人はいい曲が多い。

荒野の果てに (平尾昌晃)
仕掛人。例のトランペットは各種あるけれども、これがいい。必ずインストで。

ボン・カーレジ (服部隆之)
怪我や敗北から復活したときはコレ。ただし、最後の所が一番かっこいいので、この曲は全部かけなければならない。

燃えよドラゴン (ラロ・シフリン)
理沙はこれがかかるとスタンドバイミーを歌うというギャグをやります。めくるめく軽快さと、ホーンのコクと厚み、どのパートもかっこいい見せ場があり、松健サンバ2と同じ方向。

そのほか…
あと、ツァラトゥストラ、ベン・ハ−、20世紀FOXのファンファーレ。サンダーバード、ゴレンジャー、仮面ライダー、ジュウレンジャー、Gメン’75。スカイハイ、オーバーナイトサクセス。トッカータNo.5インCメジャーの最初のスケールの所。軍歌ももちろん使えるし、鯉のぼりや信濃の国は、軍歌風に重く弾くとかっこいいことがある。
みんなロッキーのテーマで燃えるって言うけど、あんなマヌケな曲のどこが?

『ポリスアカデミー』の、マイアミに行く話で、ワルキューレか何かで雄叫び上げながら水上を突撃してくるのがあって、トチ狂ったような悪ノリのバカバカしさ込みで、最高にかっこいい登場の仕方でした。

日活の『忠臣蔵 天の巻・地の巻』の、討ち入りに出かけるシーンは、軍歌かクラシックみたいに勇壮な曲がかかるので、これもぜひ。

 

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