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 三日月刃は、鎌ではなくて、土を削る道具か

ただ地面を耕して水びたしにしただけでは田んぼを維持できないから、周囲の土を盛り上げて、水をせき止めるフチ取りというか「あぜ」を作ってあるのだが、これを毎年補強するらしいんですね。

雑草が近くにあってタネを飛ばすのもナンだから、禍根を断ち、接着剤の塗布面をサンドペーパーで粗くするように、少し土を削るものらしい。
それが、太刀と呼ばれている農具ですが、
もしも、これが三日月刃と同じルーツだとしたら…。

何かを削るのが‘金産’であるとするならば、これって、たしかに‘金産’でしょう。

ここでもやっぱり、除草はしてるんだけど鎌じゃありませんね。

 

 金篦は、‘金産’

そして、太刀で削ったところへ、スコップ刃のようなもので泥をすくって、塗ってやる。
何かをすくう道具がスコップだから、これはまったくスコップですね、形も、使い方も。

‘金産’は板状の金属だ、という話は、これのことなんじゃないですか?
少なくとも、ここまではドンピシャ、まったく‘金産’で間違いない。

武器の刃は、普通、尖っていたほうがいいでしょう。
どうしてシャヴェル(剣型、山型)にせず、スコップ(角形、平型)にしているのか。
なぜなら、泥をすくう道具だったから!
これ、とても都合よく説明がつく仮説だと思うんですけど、どうでしょう。

さらに…。

もしも、太刀がなくて金篦しかなくて、アゼを削るのも泥をすくって塗るのも、金篦でやるとしたら…。

これこそ、あらゆる意味で、‘金産’ではありませんか?

 

 両頭の問題は、どうしたものか

太刀と金篦を、1本の柄の両端につけて、1本2役の、両頭の道具として使うかっていえば、そういうことはしなさそう
土のついたものが上になるってのは、土が顔に落ちてきて、あんまり使い勝手がよくないでしょうから。

やっぱり、両頭にするのは、武器になってから?

 

ところで、話のキリが悪くて、いつ御紹介しようかと思っていたのですが、余談をいろいろ。
次回から。

 続く→ 

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