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 輪がなければ、禅杖ではないのか?

『少林十八般兵器』の禅杖の図では、輪があるように見えるのですが、図が小さいうえにカスレてて、不鮮明でハッキリしないんです。
これ以外に、「禅杖」というキャプションがついた(信用できそうな)図を見たことがない。

ただ、俺は今までに、中国人がこういうのを使っている例を見たような気がするんです。
あいまいな情報ですみませんが。

  □□ ◎ ←輪  
   □□                    
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   □□                    
  □□ ◎  
                   いずれも、石突の有無は不明

  □   ◎
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  □   ◎  輪から、房がタレていた気もする

絵だったか写真だったか、探してみたんですが、どうも今、手元にないようです。
探せばあるかもしれないが、たぶん実家の奥だから、すぐには出てこない。
何という題名の本だったかもおぼえていない。
誰かに見せていただいた技法書の口絵だったか、立ち読みして買わなかった本かもしれない。
それが正しい本かどうかを確認したわけでもない。
中学生の時に大量に見たカンフー映画の解説本かなにかだったとすれば、撮影用の小道具かもしれない。
そもそも、記憶違いかもしれない。
キャプションをつけたのは編集者か日本人かもしれない。

 ※追記
三日月刃のほうは、日本の本に転載された図ですが、引っぱり出してきました。
後述します。

そういえば、少林寺の中堅指導員が禅杖かなにかを使って攻撃していて、攻撃された青年僧(たしかリーリンチェイ)は竹竿で応戦したんだか竹やぶに逃げ込んだかして、スコップ刃で竹が切り折られてしまい、しかし完全に切断ではなくて皮が中途半端につながった折れ方だったから、その竹を三節棍として使うというシーンが、なにかの映画にありましたねえ。

刃に輪をつけるということは、武術のことで少し思い当たる話があるのですが、世間に言いふらしていいことなのかどうか微妙です。
なんなら、カレー(食べ物じゃないですよ)の話も御紹介したいんですが、話のキリが悪いので後述します。

とにかく、今の時点では、俺はこう思ってます。
禅杖がなにかの別名だという可能性は、まだ捨ててはいけないようだ。
輪がついているからといって、禅杖だとは限らないのではなかろうか。

 

 輪は、鉄製?

『武器と防具 中国編』は、輪の材質はだと言っている。
これまた根拠がわかりません。

たとえば仕込錫杖の輪は、キーホルダーのリングのように切れてる輪だから、ちょっと振ると勝手に外れるので困るくらいですが、真鍮が多いです。

鉄で作ることに何か意味があるのかどうか。
たとえば、簡単に取り外せるものなのか、取り外せないのなら、刃を研ぐという意識はあるのか、もともとたいして鋭利な刃がついてないのか。

 

次回は、『武器と防具 中国編』の記述に戻って、寸法について。

 続く→ 

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