武術というものの性格に起因する問題 伝統武術は、あまり散打(試合)をしないので、強いのか弱いのか、よくわからないことがある。 それで、「自身は強いけれど、ワケわからないことばかり言う人」と、「弱いくせに、理論とか知識だけはしっかりしている人」というのがいる。 だから、情報の正確さということでは、弱い人から聞いたほうが確実な場合がある。 しかし普通は、強い人に聞いてしまう(実績があるから)。 さらに、詐欺がある。 未公開の奥義だ、と言われると、なにしろ未公開っていうのは誰も知らないのだから確かめようがなく、出版社にも判断がつかないので、でっちあげられた架空のデタラメがそのまま本になってしまう。 しかも、西洋スポーツ科学だったら絶対にありえないようなことが、事実実際におきてしまうのが、東洋の武術の恐ろしいところでもある。
伏魔殿 情報を扱うだけでも大変で、それが武術の分野だっていうだけでも大変なのに、それが外国の異文化で、しかも、あの中国なんだから、一筋縄でいくわけがない。 中国武術の本っていうのは間違いが特に多い分野で、現地の専門家が出した本でさえ、油断がならないんです。 それは、はなはだ奥が深いものを扱っているからでもある。 著作権侵害のことも最近ニュースになってますが、そんなの中国武術では大昔からやってたことで、人様の本を題名と著者名以外まるごと一冊パクった海賊版とか、有名人の名を借りて赤の他人が勝手に書いた偽書も多くて、しかも罪の意識がまるでなく、なおかつ、被害にあった側は偉人すぎて、怒らないし相手にしないので(そういう悟りきった大きさもまた中国人のすばらしい一面なんですが)、いいかげんなものが野放しのままなんてこともある。 1964年ごろ北京で出版された教科書『近代中国略史』には、朝鮮半島、インドシナ半島、ビルマ、アムール川、イリ川、コーカンド、コムソモリスク、ハバロフスク、ウラジオストク、カムチャッカ半島などが、ちゃっかり中国の領土になっている地図が載ってたそうです。 中国にも、ものすご〜〜〜〜〜くいい人がたくさんいるってことはもちろんですが、1万人に1人、めったにいないような凶悪で卑怯な人も、あれだけの人口では、分母が多いから絶対数が多いわけで。 スケールがデカいと言えば、誇張のスケールもケタちがいにデカい。 秘密主義だから、事実を隠して、わざと違うことを言ってる場合もある。 こんなこと言いたかないけど、中国武術は、在日中国人の犯罪集団とつながってる部分もある。 ただでさえ、こういう怪しげな情報を、さらに日本人が聞きかじってきて扱うのだから、どんどん情報がゆがみます。 これは未公開の奥義だ、と言われると、日本の武術だったら系譜や技名や本数で、それはデタラメだと予想がつくこともあるんですが、中国四千年の神秘だとか、四川の山奥で村民だけの間に伝わったとかいうのは、なかなか判断つかない。
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