護法神である 大乗仏教の重要な根本経典のひとつに、般若波羅蜜多経という分野があります。般若経。 『大般若経』という、めっちゃくちゃ長いのがあります。 深沙神は『大般若経』の守護神ということになってます。 仏教の護法神というのは、他宗教から取り入れた神様であることが多い。
仏教側の、深沙神の由来 史実の玄奘三蔵法師が、インドへ行ってお経をもらい、帰り道で川にさしかかった。 …というのが、深沙神が仏教の神様になった経緯だっていうんですよね、仏教では。 この話、俺は禅の師から聞いただけなんで、文献で確認してないのですが、『大唐西域記』『大唐故三蔵玄奘法師行状』『大慈恩寺三蔵法師伝』『続高僧伝』『因縁集』『図像抄』あたりにたぶんあるのではないかと思います。 念を押しておきますが、これは『西遊記』ではなくて、仏教の故事です。 『西遊記』のほうでは、もちろん行きがけに早めに出会って道づれになるわけで、今までに殺した僧侶の数も6人ではなく9人となっているほか、御釈迦様の弟子のひとりが説法をまじめに聞かないので下界に転生させられたのが玄奘三蔵法師、ということになってます。 仏教側の話に尾ヒレがついていったのが『西遊記』ですが、しかし『西遊記』は有名なので、逆に、『西遊記』側の深沙神の特徴や経歴が、仏教側の深沙神の設定にフィードバックしてる可能性も考えないといけません。 なんにしても、旅先で山賊に会ったような話ですね。
※追記
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||