沙羅 娑羅とも書き、沙羅樹、娑羅樹などとも書かれてます。 双葉柿という名前は、葉っぱが2枚セットなのかもしれないですが、長い羽が2枚セットでプロペラのようになっていてタネを遠くに飛ばすらしくて、これだけで「双」という感じ(だけ)はある。 何年かに一度しか咲かないばかりか、咲く時は申し合わせたかのようにどの木も一斉に咲くことから、非日常的な大事件、たとえば御不幸に結び付けられやすい性格を、もともと持っている木です。 沙羅双樹は、これがモデルでしょう。 平凡社版のほうでは、梭羅の注に 一説には、御釈迦様が生まれたのもこの木の下とされていて、沙羅双樹とまったく同じものではまずい感じもするんですが、フタバガキというのは種類が多くて。 たとえば、いくつかの種類は、ラワンという安くて軽くて柔らかい材木になります。
沙羅双樹 この場合は、1株から2幹を生じるから双樹です。 たしかに葬式のイメージはある。 月に関する伝説は世界中に山ほどあって傾向バラバラなんで、こじつけようと思えば何かひとつくらいは必ず関連しちゃうものですが、人の霊魂が死後に月世界に行くとか、月は死の女神というような伝承が、インドにもローマにもメキシコにもニューギニアにもあるから、月自体が死のイメージではある。 『西遊記』では、悟空が八卦炉をひっくり返したシーンで、『如来と同契して双林に住まん』という表現が出てくる。 劇中、悟空はたびたび苦戦しては、いろんな神様に助けを借り、いろんな道具を出してもらいますが、沙悟浄の杖が沙羅双樹だったら、もうこれだけで何でもかんでも解決しそうな気がするんですよねえ。 しっかし、俺も30年ちかく参禅してて釈迦伝はさんざん聞かされてるんですけど、生没年さえわからないような紀元前の、それでもちゃんと実在してた人物が、生きてるうちから仏様でもあるから、どこまでが尾ヒレなのか、考古学的に宗教開祖の伝記を言ってるんだか、宗教上の教義として釈迦如来の法力を言ってるんだか。 沙羅双樹というのが、まったく架空の木なのか、まったく実在の木なのか、その中間くらいなのか、境目があんまりわからない。 なにしろ宗教ってやつは、奇蹟を起こしたと言われちゃったら「史実」ですからね。 宗教上の伝説だけでもこうなのに、それをまた娯楽小説にして、道教もごっちゃになってるというと、もう、こんなコンテンツやってても意味がないということは、俺もわかっててやってるんですけど、やり始めちゃったんでもう少し続けます。 日本では、沙羅双樹はフタバガキじゃなくて、ナツツバキとみなされてます。
さっきから、別の問題も発生しています。
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