←戻る  砲熕やりなおし

早く主砲をなんとかしなければならないが、複製にこだわっている。もはや意地だけ。
これ以上工程が遅れるのであれば、複製をあきらめてもう1キット買うことにする。
変わり映えのしない画像ばかりですみません。

 

 6/30 主砲雌型(仮)と雄型の再製作
資料集めも大切だが、いいかげんに作業をしないと先へ進まない。
また最初から粘土型を作りなおし、雄型を流す。
シリコンがもったいないので失敗分の破片を埋めたが、結局150グラム。原型には何も塗らなくてもくっつかないということはわかっている。
しかしコレ、猫のタタリではないだろうな(笑) 剥離剤を使わなかったのは、最初からそのつもりだったのだからな。

 

 7/1 外板下張り(上甲板上、船首)の続き
やはり
硬化に1日置くことにする。
久しくほったらかしている船体をやる。左舷に3枚だけ。甲板が反りまくっているから、いくらなんでも、ここまで仰角がつきはしないと見て張ってるわけだが、それにしても微妙なラインだ。ねじれまくっていて、釘を2本ずつくらい打たないとおさまってくれない。先日張った右舷も少し浮いているので、やりなおす。
船尾もだいぶ剥がれてしまっている。なんとかせにゃ。

 

 7/2 主砲雌型の再準備
外して愕然とする。
粘土がびっしりだ。前回はこんなことはなかった。やっぱり桂粘土ならば556を吹かなければいけなかったようだ。粘土を練りすぎたせいもあるかもしれない。写真は作業前。バリの始末の前に、この付着した粘土を削り取る。ただでさえ遅れてるのに余計な手間、ひどい授業料だ。
ダボピンも前回のようにうまく流れ込んでくれていない。流してから刺したほうが、空気が入らないということがわかった。

 

 7/3 主砲雌型の再準備の続き
昨日のうちに粘土は取ったが、気泡が入ったのか、なんか表面に
小さな穴が無数にあって、556の大切さを痛感した。
今日はバリ取りと、脚周辺の彫り込みに、思いのほか手間どった。あきらめずがんばることと、きっぱり捨てることは、どちらも男が問われる場面ではあるのだが、見極めが難しい。今回はシリコンだけにねばっているが、ここまで時間かけてダメだったら、今度こそキッパリあきらめる。

 

 7/4 主砲雌型の再準備の続き
雄型表面をボディシャンプーと歯ブラシで洗い、徹底的に粘土落とし。買いだめしたメンズビオレが尽きて、ポーラさんのアイエス・ラスティナ。
台所洗剤を、原液のまま平筆で塗布。カネヨ石鹸さんのフォーレ・ハーブメント、カモミール・ティーツリー。アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、脂肪酸アルカノールアミド。泡立ってしまったので、念の為、乾燥に1日置く。
例によって週アタマは出かけるので、更新は明日。

 

 7/5 主砲雌型の再製作
雌型を流す。60グラム。界面活性剤で本当にくっつかないのか、
あとは運。科学は軍事や武術でも必須だが、学がないってのは何やってもダメだ。
昨日、寅吉に、剥離剤や洗浄剤には何を使っているか聞いてみたが、射出ピンで押し出すだけ、剥離剤は知らぬ、洗浄工程はあるが静電気でついたホコリを取るにすぎないとのことで、寅吉の業界ではあんまりオゾンやらトリクロやらヘキサンやら使わないらしく、参考にならなかった。

 

 7/6 主砲型の仕上げ
…。くっついてしまった。正確に言えば、剥がれるけれど、くっついている。金融機関から来る、開いて読むハガキのような。気泡部分がくっついたのだろう。慎重〜に剥がす。なんとかうまくいったようだ。いったん洗い、
注入穴と空気穴の位置を、いろいろ考えて決める。注入は、なにも全部同時でなくてもいい。
様子がわからない作業ばかりで、だいぶビビっている。こんなペースでやっていては、1年で完成するか怪しくなってきた。

 

 7/7 主砲の鋳造
型に556を吹き、カセットケースと針金で締めた。
キャストを流す。A剤B剤を同量混合で硬化。ウワサどおり、高熱と毒ガスが出る。水のようにサラサラの液体で、もう少し粘度が出てから流そうと思って攪拌していたら、突然パッと白濁して
一瞬で硬化。100グラムほどムダにしちまった。少量ずつやったほうがよさそう。硬化後はキシキシと硬質で、加工も難しそう。紙コップが尽きて、スチロール樹脂の透明なやつを買ってきたが、かるーく溶けちまう。

 

 7/8 主砲の鋳造の続き
ゆうべのうちにすぐ開けてみたが、ヒケばかりで、ほとんど使い物にならない。下から漏れてしまったために、上のほうにスが入ったと解釈。
今日は柔術対棒術の究極、筒井筒をくらわし、もう一度だけ流してみた。型にヘソ穴を開けて、寝かせて注入したほうがよかったのかもしれない。で、結果はやっぱり同じ。これ以上、時間はかけられぬ。あきらめる。
複雑なパーツは無理だったのだ
今日はトントン陛下の命日なので、挫折にはちょうどいい。

 

 7/9 主砲の鋳造の続き
もう1回だけやる。
雄型を寝かせ、そこへ流し込んで、生乾きの瞬間に雌型でフタをするという、鋳造とプレスの中間、いわば「およげ!たいやきくん作戦」。
これでダメだったら本当に諦めますんで。俺も
結構しつこいが、できることを全部やり尽くさないで撤退するのは、男とは言えぬ。
今日は出かけはしないがバタバタしてるんで、更新は明日。

 

 7/10 主砲の洗浄と探知系の調達
結局、
ダメだ。やってできないこともないのだが、バリが多すぎて、ひどい手間がかかる。諦めて、オリジナルを組んでしまうことにする。いったん全部洗う。とにかく主砲ができないと本体ができない。
25ポンド砲をもう1キット買いに行ったが、店になかった。かわりにピバーを見つけたので買ってきた。約3千円。使えそうなパーツを取り、これはこれで内濠の警備艇として使う。

 

 7/11 主砲の調達の続きと、設置の再検討
今日は別の店を見たが、25ポンドはなかった。今ある分だけでも組みたいが、お客さんが来ていて、まったく作業にならぬ。
この人は理沙の子分2人のうちの片方だが、この人から、思い付かなかった案を頂戴した。主砲を1門にして中央に設置、フレームAB周辺全部にスリットを開ければ、
180度くらい旋回が取れるというのだ。パンダ目ではなくモノアイみたいなサイクロプス。あの美しい射撃台がムダにならない。複製が失敗したのは、これの運命か。

 

 7/12 主砲の製作
主砲が自動装填ならば、船首には蚕棚はおろかバウソナーもナシで、下甲板下は弾薬庫ということになる。ヤマトの第三艦橋もバランサーだけでなくハルソナーを兼ねてるんじゃないか。
とにかく1門作る。
写真手前の白いのが、ヒケが入って失敗したやつ。使って使えないこともないのだが、バリ取ってヒケ埋めて、えらい手間だ。しかもキャストって、プラモ接着剤ではつかないんだな。こんな基本的なことも知らずに、よくもまあやったもんだ。捨てる。

 

 7/13 主砲塗装のテスト
重厚感もほしいし、部分的にクロームシルバーが入るので、いくらかは
黒っぽくしたいが、偽装は必要ないのと、太陽熱で口径が変わるのを防ぐため、砲身だけはガンメタがいいんじゃないかと思う。メタグレでは光りすぎる。
あとは全部セミグロスブラックにしようと思ったら、思いのほか透明感があって、ガラスみたいに見える。ジャーマングレイにするか。
制退器はなんとしてもつけるとして、横穴を2ミリのドリルで抜いた。

 

 7/14 主砲の塗装
ガンメタがエナメルしか持ってないが、広い面はどうもうまく塗れない。砲身以外はセミグロスブラックにした。砲架の合いが悪くて、パテを買ってこなければならない。俯角を取りたいから脚は必要だが、砲手席のあたりで切り詰めることになる。せっかくアイデアを頂戴したけれども、2門なければダメだ。
旋回を捨てるか、まだ迷う。しかし、窓が縦長で小さめというと、予定してたほどパンダ目にならない。窓から砲身を出しっ放しにすることだけは困る。今日は出かけるので更新は終電後。

 

 7/15 主砲の仮設置
ここでもうひとつ、別の問題がある。照準は中央管制で電子式連動でやるとして、
砲側でも独立光学手動でやるのかどうか。前面に大きな窓を開けると破片が飛び込んで、ろくなことはない。ダールグレン砲はどうやっていたのか不思議。父が、射撃は最初の2発は捨てるということをよく言う。3発目からは絶対に全弾命中させるが、2発目までは弾着を見て三角法で修正するのだ。こまかい部品を全部略せば旋回が取れる。今夜はたぶん外泊する。更新は明日。

 

 7/16 主砲窓の仮決定
照準器をつけてみた。これは塗装を後にすべきだった。ずいぶんスペースを喰う。それに、つけるんだったら32番砲は左右逆にして、右舷側につけることになる。ただし、これならパンダ目にする理由はできる。脚は切り詰めた。射撃台を使うかどうかは状況まかせだが、20度は旋回させることにする。
これでだいたいの窓の位置は決まったので、砲は後まわしにして、船体に戻れる。基本的には縦スリット。まだケガキだけ。張ってから開ける。

 

 →つづき 

 

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