←戻る  砲熕

外板が終わっていないが、主砲によって外板が変わる。先に砲をやる。
海戦要務令第一条「凡百の事みな戦闘をもって基準と為すべし。」
船を作ってから兵器を積むのではなく、兵器を運用できるように船を作るのが軍艦ってもんだ。

 

 6/14 砲の調達
オモチャ屋へ。高校の時、外国メーカーの販売代行か何かで、砲車付ホワイトメタルのキャノンやらハウザーやら、たしかにタミヤさんが扱ってたはずだが、絶版らしい。外観だけ懐古趣味で中身は完全自動化やロケット弾や電子砲という設定なので、何でもいいのだが、この歳でガンダムやゾイドは買いたくない。汎用性と台座がマシな点で、
25ポンド野戦砲。第2候補として、3.7センチと8.8センチも。2割引の店でざっと5千円買ってきた。砲をどうするか明確なビジョンが決まるまで、船体は延期。

 

 6/15 主砲の選定
25ポンド砲を仮組、採寸。下甲板に主砲連装で船首窓というのは、ヤマトよりアンドロメダが好きなのと、
黒い窓蓋を下開きでパンダ目にするつもりだった。狭くてダメだ。美しい射撃台がついてるが、これも無理。砲身が後退するので反動クリアランス不要、平時は下げっぱなし(たぶん実物はできないだろうが)、脚をカットオフなら、なんとか積める。28口径3.45インチ榴弾砲、31・32番、制退器を付けて徹甲弾、射程12300。ガレオンには楽勝だ。

 

 6/16 主砲の選定の続き
ラインメタル3.7センチ対戦車砲を仮組、採寸。成形炸薬弾をつけるには人が砲の前に出なければならないし、主砲には小さい。車載パーツが付属してるから、速射重視の副砲として、防盾をとっぱらって上甲板に…と思いきや、砲車に乗せても上甲板手摺より低そう。船首楼は観測、船尾楼は対空、外板補助材の上は主翼の邪魔。上甲板船尾に設置できたら設置する。
小さい板は装甲ではなく薬莢よけなので、削除できない。

 

 6/17 主砲の選定の続き
88を採寸。ドラゴンという聞き慣れないメーカーさんで、オーストリア製?…にしては日本人が作っている。パーツの多さと成形の精密さにビビる。これを主砲としてボウスプリットとアウトリガにして、S戦車みたいに操艦と装薬で照準というアイデアを思い付いて迷っていたが、ふっきれた。これを積むなら25ポンド砲は要らない。衝角がわりではスペース不足。25ポンド砲も8.8センチではあるので、
弾を互換でアウトリガにだけ使う。

 

 6/18 複製材の調達
今日の話はこっちに置いたので、
書くことがないから、この城の海軍大将(26歳、独身、彼氏募集中)のセクシービームでも。俺がパンダやっててホームページやってることも早くから知っていて、名前も実家も海に縁があり、隅田川で一緒にタイタニックのポーズや海舟のポーズをやった唯一の人物ではあるのだが、別の企画を予定してるので、粒子砲は旋回(流し目)ということだけ参考にさせてもらう。
複製は明日以降。25ポンド砲をヤスリがけ。

 

 6/19 主砲雌型(仮)の準備
学生時代に使った粘土がバケツ一杯あるが、使わないものを封印した「開かずの押し入れ」のいっちばん奥にしまってあって、苦心惨憺の末ひっぱり出し、ふた握りほどカッティングマットの裏で練った。今日はコレでバテた。臭いやら硬いやら、百均で児童用粘土を買うべきだったかも。勝手がわからないうえに、砲の下に隙間があるから、
組立前の状態を原型にする。タッパーの底を抜いて枠を作った。どう分割するか悩む。餅は餅屋、キットを2つ買えばこんな苦労もなかったのだ。無謀すぎる。

 

 6/20 主砲雄型の製作
枠はレゴでやるものらしくて店に売っていたが、買わなかった。粘土を平らにするなんて10年ぶり。パーツは、めり込ませるというより
置く程度にするのがコツのようだ。念のため556。同じシリコン系だから、問題あるか、効果ないか。
脚パーツは案外高さがあり、160グラムほど流して、あとは傾けて埋めた。計りはポストスケール。攪拌は割り箸。ビーカーは理沙家から徴用した紙コップ。ダボ穴を忘れて、流してからヤスリの柄を手さぐりで突っ込んだ。

 

 6/21 外板の成形の続き
日付変わって、今21日の午前1時。また今日から泊まり込みで留守にする。今夜のうちにもう少し作業をして、21日も休まなかった!という事実を作らねばならないが、
硬化に12時間待ちだ。外板補助材上のハミ出しを、削れるだけ削っておく。放水器や探照灯もつけなければいけないし、主翼をたたんで装甲板にしたい。つけるんだったら主翼に光学兵器をつけて、障害物を吹き飛ばしながら進まないと、展開時に主翼が折れちまう。

 

 6/22 またもやオカルト関係
21日は夏至なので寅吉から電飾を習った。抵抗にはプラマイないがLEDにはあり、足の長いほうがプラス。LEDは存在それ自体が電流だか電圧だかを変えるので、1.5ボルトでは弱くて点灯しないらしい。麻美さんからも情報を得たが未確認。
22日は自分の守護神に参拝、こんなことやってますと報告してきた。境内から
葉っぱを少しかっぱらってきたので、これは押し花にして積む予定。
23日は土左衛門の埋葬をやったが、その話はこちら

 

 6/23 主砲雌型の準備
日付が変わるギリギリで帰宅したので、なんとか今日のうちに雌型をやろうと思って型を抜いてみたら、パーツ部分が
まだ固まっていない! そんなバカな。他の部分は固まっているから、やはり556を吹いたせいか。
少しはみ出してバリになってしまった部分があり、彫刻刀で切ってはピンセットで外す。しかも粘土がキメ細かすぎて付着しやがるんで、爪楊枝でチマチマとほじくる。今日はコレだけで終わりだ。かなり飲んでるから、もう今夜は寝る。

 

 6/24 主砲雌型の製作
よく勘違いしてる人がいるが、コンクリートは化学反応で固まるのであって、乾燥で固まるわけじゃないから、雨の中でも固まる時は固まるものなのだ。シリコンゴムも硬化剤で固まるのだから、
空気に触れているかどうかは関係ないと思うのだが、そうでもないのかもしれない。
パーツ表面をこすって垢のようにバリを除去。雌型を流す。浅いから80グラムだけ。556なし。硬化剤は計って添加しているが、今回は硬化が速い。

 

 6/25 外板下張り(上甲板上、船首側)
さわった感じでは、すでに硬化してる。12時間とあるが、もっとかかるのか。念の為
もう1日待つことにして、外板をやる。船首側の上のほうは今の段階で張れると思ったが、ものすごくねじれた曲面、微妙すぎる。右舷3枚だけ。
エルメス(って言っちゃいけないのなら、ララア専用チューリップ。しかしマーキュリーのヘルメスなら一般的な名詞だろうに)みたいに主砲窓が縦スリットだけなら決められるが、できるかぎり旋回もほしいしパンダ目にもしたい。

 

 6/26 主砲鋳造型の取り壊し
ダメだ。
剥離剤を塗らなかったので、雄型雌型がくっついて、原型が埋まってしまった(笑) どうにもならん。型をこわして原型を取り出す。
やはりキットをもうひとつ買ったほうがいいのだが、ここまでやった作業がムダになるので、逃げずに最初からやりなおす。今日は仕事で動けないが、来週なんとしても剥離剤を探して買ってくるつもり。

 

 6/27 剥離剤の見学
ここから29日に書いている。27日は渋谷ハンズ地下へ。バリアコートというのはトルエンとシリコンらしくて、キャストとの間に塗るものらしい。スプレーもある。これこそ556でよさそう。POPの一覧表によれば、シリコン同士ならワセリンでも中性洗剤でも、とにかく膜さえ作ればいいという。買うのをやめた
この企画の記念すべき100日めだが、一日中出かけていて実作業にならぬ。インチキ巫女の暑苦しい茶髪でも。

 

 6/28 見本の見学
27日に、長年失踪してた友達と奇跡的に連絡がつき、28日は夕方からそいつとガブガブ飲んでいたのと、暑さで、模型なんか手につかぬ。
ただ、初めて行った飲み屋に偶然
サンタマリアがあったので、手元でじっくり見せてもらった。だいぶ省略された造り。こんな静索とは思えない。コグの次世代、ガレオンの前世代、カラックのはずだが、帆以外はコグとの違いをあんまり感じない。全帆装では射角が限定されるから舷側砲なんだな。

 

 6/29 見本の見学の続き
今日は仕事が修羅場、しかも友達の誕生会で、作業にならない。何かしないと途切れてしまうので、経理の途中で浅草橋を通り、麻美さん情報を確認。これがまた
すごい話だったのだが、電池切れで撮影できなかったのと、長くなるので後日。
ネタギレになると仲間内の人海戦術になるのがこの城の常だが、この人は広間でおなじみの。ほとんど毎日会っていて、この城のあらゆることに御意見をいただいている。担当は陸軍。この船に関しては、完成時にお手伝いいただく予定。

 

 →つづき 

 

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