塗粧の準備と、最近のオモチャ屋見物

塗粧というか塗装は、組み立てと同時にやっていかなければならない。
絵の具なら下手な文房具屋よりも揃えてあるけれども、リキやガッシュでいいものかどうか。

 

イマイ帆船カラーというのが推奨されているが、ただでさえ帆船用なんて置いてる店も少ないだろうし、今井科学さんはつぶれちゃったので。
ウッドブラウン、メイプル、ウォールナット、マホガニーの4色が必要らしい。説明書の完成写真で見るとそれぞれ、ローアンバー、ツヤツヤのバーントアンバーまたはマットなイエローオーカー、ローシェンナ、ムラだらけのインディアンレッドという印象。しかし、これって写真のしかも印刷だから。

ウッドブラウンってのは何の木なのか謎。日立さんのように気になる。
メイプルは家具によくある、明るい黄色でツルツルのやつだろ。
ウォールナットは銃やギターでよく見るが、焦げ茶、着色してなければかなり黒ずんだ象牙色くらいか。
マホガニーは明るいやつもあるが、砥の粉か赤松みたいな色も見たことある。

だいたい、材木なんて産地でも樹齢でも部位でも経年でも違うもんだ。
まして船だから、防腐剤とか船喰虫除けとか塗ってるかもしれないし、チタン合金の上に木目調の耐熱パネルという設定にするから、まったく木でも困る。
ジャンボジェットの日射対策の要領で、明るめにしたい。それに、芸術の理屈だと、こういう曲面的な造形は陰の回り方で見せるので、あんまり黒いとつまらん。グロスなら別だが、縮尺だから、光が当たりすぎてもおかしい。
亜麻仁油を塗って風格を出すという話も聞くけれども、プラパーツもある。
ニスはダメだ、あれは後で劣化してパリパリはがれる。
水性塗料は、最近のやつはどのくらいムラ止めが進歩しているか読めない。

というようなことを考えて、タミヤさんのアクリルにすることにして、近所のオモチャ屋さんに行ってみた。
こちとら30代もなかばで気恥ずかしいが、客は大きいオトモダチばっかりで子どもさんがまったくいない。今どきの子は模型やらないで勉強してるんだろうか。

予想していたことだが、見たこともないモビルスーツが多いこと多いこと。ガンダムだけでいったい何種類あるんだか。しかし全然ほしいと思わない。
陸軍関係は、なつかしいのが健在で、箱が昔より薄い感じ。子どもだったから大きな箱に見えたんだろうか。偵察車なんかは、またいつか作ってみたい気もする。35分の1以外にもいろいろスケールがあるようだ。
航空機は、外国キットが案外出回っている。
今回の企画は、のちに武装化する時に対空砲か航空ミサイル類のキットを流用するつもりでいて、あればそれも買おうと思ったが、対戦車砲しか見当たらなかった。
軍艦は、ロシアの原子力巡洋艦とか旧軍の航空戦艦とか、作ってみたいとは思わないにしても、こんな設計もあるのかとじつに興味深い。模型はいいから図鑑がほしくなった。
ラジコンは発泡スチロールの硬質なやつなのか、軽量化と強度がうまくいってるらしくて、双発機でもヘリでも6千円くらいで買えるらしい。いい時代だ。
おまけに、8ミリBBなんてあるとは…。まるで別の国にいるようだ。

我に返って、塗料だ塗料(笑)
その店はあまり色数を置いてなかったが、茶色を4色、適当に選んだ。
これ小学校以来だ、なつかしい。ニンニクみたいな臭いがするんだよな。ビンが小さくなった気がする。昔はたしか定価で150円だったが、なぜか100円だった。ミニと書いてあるから、小ビンなのかもしれない。
XF-64レッドブラウン、XF-10フラットブラウン、XF-72茶色(陸上自衛隊)、XF- 9ハルレッド、全部マット。
あとアクリルシンナーも。シンナーという言葉はタブーで、ラッカーでも「うすめ液」なんて言ってたもんだ。シンナー遊びはしなかったが、火遊びの燃料には使ったなー。

ついでに、武装化するから金属色も。エナメル。X-31チタンゴールド、X-11クロームシルバー、X-10ガンメタル。金属キャップじゃなくなったのは知っていたが、もうパクトラじゃないんだな。

そのほか、アンカーを塗る黒、水袋を塗る焦茶などがラッカーで必要らしいが、そのくらいは実家にあった気がするので、今度帰省した時に探すことにする。

そしてコレ、万年塗料皿! なつかし〜〜〜。安くて丈夫で、こんないいものはない。昔はぴったり重ねられた気がするが、底が狭くなったのか、完全には重ならない。これも探せば実家にあると思うが、12枚入りで実売80円くらいなので。

 

それで、実家から持ってきたのは、タミヤさんのアクリルXF-1フラットブラック、X-11クロームシルバー、X-18セミグロスブラック、グンゼさんのラッカーうすめ液、同じく水性H342オイル、H343スート。20年も前のやつだから、フタが割れていたり(笑) ラッカーは固まって、ほとんど全滅していた。
やはり、俺が見慣れてたアクリルは23ml入りで、最近買ったやつは10ml入りだった。
水性は、ウェザリング用。完成写真を見ると、マストにずいぶん汚しが入っているので、気がむいたらアクリルの上に重ねるつもり。

筆はある。
日本画ではテンやイタチの何万もするのを使っているが、太丸くらいしか使わない。学生時代にデザインに使ってた安物が、ヒラだけでもこのくらいある。捨てるわけにもいかないんで、障子のサンのホコリ払いとか、バチ当たりなことに使っていた。使い道が見つかってよかった。

 

その後、砲を塗るために、XF-56メタリックグレイ、XF-63ジャーマングレイを、アクリルで買い足した。
砲弾に必要な赤、緑、黄などは、実家にあったような気がするので、もう少し探してみる。なければ絵画用のアクリルでやってもいい。ごく一部分だけなので。
ゴールドリーフというのがよくわからないが、売ってなかった。チタンゴールドで代用するつもり。

 

その後、実家からXF-15フラットフレッシュも探し出してきた。

 

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