軽爆撃機 軽爆は、爆撃機でも単発の小型だったりして、どちらかといえば運動性がいいもの。 戦闘爆撃機(少しは爆弾も積める戦闘機)よりは、ほんのちょっと爆撃機寄りというくらいです。 いざという時は戦闘機と戦うことも多い。 陸軍の場合、襲撃機や攻撃機とたいして違わない。 軽爆というジャンルは、第二次世界大戦が始まってすぐ、実質的には消滅しました。ただ飛んでいたら、ただ撃ち落とされるからです。 現代では、対空と対地の違いの問題(レーダーもミサイルも、昔は対空と対地で兼用できなかった)も技術的に解決したので、何でもできる飛行機(マルチロール機)が使われてます。 中爆撃機 中爆は、軽爆と重爆の中間です、積載量が。 積載量もほしいが逃げ足もほしいとか、大型機を開発運用するほど技術も金もないとか、戦術爆撃だからそんなに大型の長距離でなくてもいいとか、しかし、まとまった量を落としてやりたいので双発で飛んでいるというくらい。 このサイズまでは、急降下爆撃機として作られることがあります。 また、爆撃機が双発以上だと、速度があるので、高速爆撃機ということができます。 日本の旧陸軍の場合、爆撃機の攻撃対象は、じつは戦闘機です。
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重爆撃機 重爆は、ひたすら爆弾や燃料の積載量を追求したもの。 戦場の敵兵ではなく敵国の市街を爆撃して民間人を殺す、戦略爆撃機である場合も少なくない。 敵の戦闘機や対空砲にからまれると落ちるから、重武装か、高高度または夜間を航行できる能力か、なにかで回避します。 この分野を始めたのは、じつはロシアですが、この時代は、あまり力を入れてません。開戦時のヒトラーのほうが爆撃には熱心なくらいです。 ヨーロッパはだいたい陸続きのお隣りさんだから、航続距離はそんなに必要なかったりします。 今は大陸間弾道ミサイルもあるし、潜水艦からも核ミサイルを撃てるし、米軍基地は世界中にあるので、なおさら長距離の重爆ということをやらなくなりました。 爆弾の性能も上がり、爆撃照準もコンピュータで精密にやるので、そんな大編隊で絨毯爆撃しなくても、少量の爆弾でも確実に戦果をあげることができる。 東京大空襲は、兵器の部品生産が町工場の下請けに分散しているから、ヴェトナム戦争の時は、ジャングルのどこにひそんでいるかわかんないから、というような口実をほざいてましたが、アメリカのやることだから、どっちかというと敵国の一般市民への心理的な効果という狙いが少なくありません。まあだいたい、逆効果ですけどね。 戦前の巨人機はへなちょこですが、戦時中の、特にアメリカの4発爆撃機は、大きいこと自体も強さでした。
→つづき
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