男なら学ランを着ろ 日本の場合、詰襟は、どちらかといえば海軍の服です。 陸軍は折襟にしてしまったので。 ボタンがなくて縁取りになってるのは、特に海軍寄りの学ランと言える。 軍服である学ランやセーラー服を学生に着せるのは、本当はおかしなことです。 ランドセルも、大正天皇が御幼少のとき軍隊のカバンをお使いになって通学なさったことから始まったもので、あんまり民主的なことではない。 ただ、喧嘩に関しては、エリをつかまれにくい学ランや、武器を隠しやすいセーラー服や、両手があくランドセルは、便利ではあります。 「オジサンの体のまんなかでブラブラしている細長いものは?」「ネクタイ」というナゾナゾがありますが、ネクタイだって、歴史的には性器を象徴しているという説がある。 最近は恥知らずなタータンチェックの制服が増えてますが、このガラはなになに家というふうに、英国では自分のチェックがあるんです。ブレアー首相のガラとか。 ブレザーの胸につくエンブレムもそうです。 学校の制服は、喪服になるものでなければならない! 第一種礼装として、合唱や吹奏楽のコンクールではタキシードやモーニングに準じたものでなければならないから、黒一色、せいぜい紺でなければならん。 普段から黒づくめじゃあ暗いっていうなら、普段用と式典用の2着にしてもいいから(そういう学校あります。標準は地味な無地で、普段のオシャレ用としてはオプションで色ガラ物の替えスカートなど買い足すシステム)、武術大会の会場係やる時くらい、赤っぽい服はよしてもらいたい。 礼儀作法としても、オカルト的にも、美術的にも、心理学的にも、騎士道の伝統でも、茶色のブレザーがどれだけ下品で不潔で低俗で貧乏臭くてカッコワルイか、それを学ぶのが文化ってものだろ。
|
硬派不良学生が、飼い犬の首輪みたいなネクタイなんか、しめられるか。 ブレザーなんて大人になってからでも、いくらでも私服で着られるだろ。 俺が身のほどをわきまえず偏差値高い学校に入って、ますます落ちこぼれたのも、制服が学ランかどうかというのが理由のひとつでした。 ブレザーを学生の制服にするっていうのは、ヨーロッパで良家の子息を集めて寄宿舎に入れるような名門校の文化であり、どんなに若僧でも紳士としての誇りがあって、親の収入がどうであれ、しつけの行き届いた育ちの良さがなければダメです。 そういうダラダラ軟派なのを、かっこいいと思って股を開いちゃう女どもっていうのは、どこまで頭が悪いんだか。 ここはアジアなんだから、暑ければ開襟シャツにすればいいし、ノーネクタイがダメだとしても、着替えの途中みたいなゆるいネクタイしてるよりは、いっそ外して、たたんで胸ポケットに入れて少し出して見せておくほうがまだマシ。 学ランならば、上半身裸の上にでも着ることができます。合わせが深い学ランならば、ボタンを止めずに、はおっただけでも、肌を見せない「つつしみ」がある。 ドブネズミみたいなヨレヨレのグレイのズボンをローライズで引きずったり、普通のシャツを外に出したり、ローファーのカカトを踏んでつぶしてるなんてのは、不良じゃなくて、ただの不潔ですよ。 美学がなければ、不良じゃないんです。 学ランは、どんなに着崩すにしても、エチケットブラシをつねに持ち歩いて、何者にも染まらない漆黒を保ち、ズボンはバリバリと折目を立て、太ももがテカらないようにできるだけ座らず、お年寄りに席を譲り、チェンジボタンや刺繍や裏地や隠しポケットに見えないオシャレを行き届かせます。 長ランならば、おじぎをしても襟首や尻を見せない、高い襟や長い丈があり、短ランならば、夜会服としても立派に通用するだけの格式の高さがある。 それと、カツオ君を見習って、制帽をかぶりなさい。
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||